TORJA読者旅行記#37

#037 赤毛・赤土・ロブスター

今月のレポーター YUIさん

海岸沿い

海岸沿い

アンの家

アンの家

可愛い家々

可愛い家々

B&B

B&B

長い道路

長い道路

ロブスター

ロブスター

モンゴメリが働いた郵便局

モンゴメリが働いた郵便局


カナダって赤毛のアンの舞台があるところでしょ?といってもいい程、NHKの連続テレビ小説で一躍有名になったプリンスエドワード島(以下PEI)。PEIのハイシーズンは6〜9月だが、家族の予定に合わせて5月下旬のプレシーズンに訪れた。この時期の宿泊施設や観光地は閉まっているところもあり、何度か6月上旬からopenという看板をみかけた。

トロントピアソン空港から直行便で約2時間。到着ゲートをでると、ぽつんと牛のモニュメントが出迎えてくれる(のちに有名店Cow’sのマスコットと知る)。飛行場小さっ!人少なっ!どうやって宿に向かおうかと悩んでいるうちに飛行場には私たちだけ。プレシーズンでは観光客の数が少なければタクシーの数も少ないため、事前に予約してレンタカーを借りることをおすすめする。

宿泊はせっかくだから赤毛のアンの世界に浸れるところがいい!屋根裏っぽくてキルトのカバーがあるベッドでしょ!ということで、1番イメージに近いB&Bに泊まることにした。とても親切で可愛らしいオーナー夫妻が出迎えてくれ、アンティークの家具に囲まれた非日常的な空間であった。そしてB&Bの楽しみの一つである朝食。生絞りのオレンジジュースから始まり、毎日違う種類のフルーツの盛り合わせにフレンチトーストやスクランブルエッグ…これまたアンティークの食器を使用したお洒落なテーブルセッティングの中いただく朝食でなんともいえない贅沢な気分を味わうことができた。

この旅のメインは赤毛のアンの著者モンゴメリとそのゆかりの地巡り。オーナーおすすめのドライブコースに従い、アンの家Green GavelsのあるCavendishへ。島内全土が鉄分を多く含んだ赤土で、海岸線を走っていると土の赤・草木の緑・海と空の青の最高のコントラストを臨むことができる。大自然の中に時たま現れる可愛い家々をみると、おとぎ話の中にいるのではないかと錯覚してしまう。また高低差はあれどひたすら一本道のため数十キロ先まで見えていて面白い。

Cavendishにはアンの家の他に牛舎やお化けの森が再現されており、物語の世界に入り込むことができる。ミーハーな私は三つ編みに花柄のワンピースでアンになりきった気分で観光を楽しんだ。訪れる前に映画や本で赤毛のアンにふれておくとより楽しむことができると思う。少し離れたところにはモンゴメリが暮らした郵便局も再現されており、ちょっとした博物館が併設されている。モンゴメリはここで働きながら誰にもばれないように赤毛のアンの原稿を出版社へ送っていたとのこと。世界的に有名な作品がここから発信されたのだと感動した。

PEIの観光で赤毛のアンの次に外せないのがロブスター。オーナーもタクシーの運転手もお勧めしてくれた店に向かった。ロブスターを頼むとサイドにポテトサラダとムール貝がついてきたのだが、ムール貝の量がサイド感覚ではない。ボウルにあふれんばかりに盛られている。パエリヤやパスタにちょこんと盛られているムール貝しか知らなかった私たちはとても興奮した。サイドのムール貝ですでに上がったテンションそのまま、メインのロブスターも余すことなく堪能した。海の幸最高。ありがとうPEI。

観光地化しているとはいえ、道路も建物も絵本の中のようなので、PEIに住んでいる人たちはどこで生活用品を買っているだろう?と思っていたが、空港に向かう帰路で判明した。University通りというPEI大学沿いの通りは 驚くほどのショッピング街であった。トロントでおなじみのShoppersやDollaramaがあるではないか。違う!PEIのイメージじゃない…!と思いつつ、やっぱり生活には必要だよねと現実に引き戻されたのだった。

今回プレシーズンだったため、観光客が少なく、道路も空いていたが、タクシーの運転手さん曰く、ハイシーズンは観光客でいっぱいで車も混むとのこと。ハイシーズン中の活気づいているPEIはもちろんのこと、より住人の暮らしが垣間見えるシーズンオフの観光もおすすめである。

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