TORJA読者旅行記#60 セブ

#060 セブ

今月のレポーター Maiさん

ご存知かと思いますが、フィリピンといえば、言わずと知れた、海のきれいなリゾート地ですよね。その中でも観光地として有名なセブ島はシーズンになると観光客で賑わいます。

また、フィリピンは親日国なので、私たち日本人が通りを歩けば、たくさんのフィリピン人が、笑顔で“Hi, How are you?”と声をかけてくれます(悪徳な営業の場合もあるので気を付けなければならない場合も、もちろんありますが)。また、ごはんも味付けが日本と似ていて、日本人の舌に合う料理がたくさんあると思います。きれいな海と美味しいごはん、そしてやさしくて笑顔いっぱいの人々。私のおすすめの観光地です。

去年、2016年夏、一週間だけセブ島に行ってきました。目的は子供たちに対するボランティア活動です。

こんなきれいなリゾート地の反面、ボランティアを必要としている子供たちがいる環境がそこにはありました。フィリピンは近年開発都市として目覚ましい成長を遂げていることで注目されていますが、その一方でいまだインフラが整備されていない地方は手つかずのままで、多くの問題を抱えています。その問題の大きな一つが貧困です。

1 ジンベイザメと泳ぐこともできるんです! 2 エメラルドグリーンの海!! 3 サンダルで走り回る子供たち


自分の大好きな国、フィリピンが実際どのような環境でどのような状況に置かれているのか、この目で確かめたくて、今回ボランティア団体に同行させていただき、セブ島に上陸しました。

私たちがまず訪れたのは、観光地の裏側にあるゴミ山でした。このゴミ山には多くの子供たちが住んでいました。とても住めるような環境ではなく、悪臭が漂い、ガラスの破片など、危険な足場の上を子供たちがサンダルで駆け回っていました。彼らにとってはここが居住地であり、遊び場でもあるのです。

そんな彼らに私たちはボランティア活動の一環として、食事を提供しました。彼らは喜んで食べてくれました。食事のあと彼らとくたくたになるまで遊んだのは私の大事な思い出です。また、カメラを向ければ、いつでも笑顔で、本当に彼らは写真が大好きです。すぐに撮って、撮って!とせがんできます。

また、私たちの活動の一つとして、彼らの母親の仕事のサポートなどを行いました。彼女たちの生産しているブレスレットや、バナナの葉で作ったかごの生産サポート。野菜農園の草刈りの手伝い。

4 新鮮でおいしそうな食べ物が並ぶ市場 5 ゴミ山の中の住居 6 英語学習をしたり、歌を歌ったり 7 いつでも笑顔な子供たち


多くのことを実際に見て経験させていただいたこの機会に非常に感謝しています。その一方で、持続可能なボランティアのあり方について考えさせられました。このまま、食事を提供し続けて、何になるのでしょうか?一時的な彼らの空腹を満たしても、明日の彼らの食事は確保されません。どのボランティアにも共通して言えることですが、一時的な救済は、ボランティアの効果的な在り方とは言えません。この考えは実際に現地に行ってみなければ分かりえなかったことでしょう。

また、この経験を通して、将来フィリピンで事業を展開したいという目標を抱くことができました。この目標はあまりに漠然としていて、遠回りになるかと思っていますが、いつか必ず彼らの生活を支えられるような持続可能なボランティアとして事業を展開していきたいと考えています。百聞は一見に如かずとはこのことだな、と考えさせられた旅になりました。

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