ヴォーンミル店の店長 入江学さんに聞くカナダライフに溶け込むユニクロの魅力とこだわり|カナダでもっとUNIQLOを好きになる

この秋、トロント郊外の3都市ヴォーン・リッチモンド・ミシサガとバンクーバーにオープン決定!

UNIQLOを信じているから今カナダにいると語る入江さん

 2005年に日本で店長候補者として入社。静岡・神奈川・埼玉・東京等で店長やエリアマネージャーを務めた後、東京本社にて社員教育に取り組む。カナダに異動後、2018年3月にCF Toronto Eaton Centreの店長となる。

オープニング情報

9月14日 Coquitlam Centre店
9月28日 Vaughan Mills店
10月12日 Markville店
11月2日 Square One店

私たちの日常にフィットする「ライフウエア」という考え方

ー大きな話題となったカナダ進出から2年が経過しました。トロントのイートンセンター、ヨークデールモールのお店が大きな話題を呼び、その後バンクーバーでオープンしたお店も大きな反響を呼んでいると聞きます。

 オープン当時は、ユニクロを知っているアジア系の方々がメインの顧客層でしたが、当社のコンセプトである“LifeWear”という考え方に基づき、お客様の生活に基づいた商品の開発に努め、新しい商品はもちろん、既存商品も年々アップデートさせ、お客様の要望に応えてまいりました。その結果少しずつ我々の価格帯や品質を理解していただき、現在はアジア系以外のお客様にも非常に好評の声をいただいております。さらに自社ECサイトによるオンラインショッピング(現在はモバイルアプリ限定)にも注力し、カナダ全土のより多くのお客様に商品を届けられるように努めています。

ーユニクロが掲げているコンセプト“LifeWear”について教えてください。

 我々は日常の生活に密着しているような服をお客様の視点で作りたいと考えています。皆様の意見を聞き、商品化し満足していただき、さらに品質をアップデートをする、ということを繰り返しています。お客様の日常の生活が豊かになり、快適に過ごせるようにするということが我々のコンセプトであり“LifeWear”の基礎となっています。

ーカナダで売れている人気商品やおすすめの商品を教えてください。

 「スマートスタイルアンクルパンツ」 は裾が短めになっており、きれいなスタイルで履けます。ベルトをつけなくてもウエストがゴムになっていて素材も滑らかです。他にもブラウスなどお手入れが楽だったり利便性が高い商品をお求めになるお客様が増えています。

 また、日本でも人気の「ウルトラライトダウン」はジャケット、ベスト、パーカーなど種類も豊富です。普通ダウンジャケットの中には羽がこぼれないようにパックが入っておりジャケット全体を重くしてしまうのですが、私たちはパックを省き直接生地の内側に羽を入れ軽量化したダウンジャケットを日本の総合化学企業、東レと開発をしています。このようなイノベーションの追求によって、コートやジャケット等のアウターの下にダウンベストなどを着るというインナーダウンという考え方も提案することができています。


 これからの季節では、良質なメリノウールの中でも特に上質な極細メリノウールを100%使用している「エクストラファインメリノ」もおすすめです。極細繊維によるなめらかな肌ざわりと独特の光沢感があり、毛玉ができにくく洗濯機で洗える加工を施しているのが特徴です。


 また日本のキャラクターはもちろんDisneyやMarvelと特別なコラボレーションをした「UT」は、カナダの方々にも好評です。

ーフランネルシャツが人気で、特に赤色が好評と伺いました。


 そうですね。カナダの方々は日本と比べて日常でのカジュアルさを求めているように思います。着心地が良くて着回しができるものを好まれる傾向があります。素材感がとてもなめらかなので、これを好んでいるお客様が多いのではないかと感じます。赤色が人気なのはカナダに誇りを持っている方々が多いので、国の色という分かりやすさも人気の要因だと思っています。

ー店舗ではどのような施策をして来店客のニーズを満たしているのでしょうか?

 例えばカナダですごく人気があるフランネルシャツですが、このシャツの最適なスタイリングを提案する写真を飾り、シャツに似合うコーディネート用のパンツなどを近くに置いています。もともと売り場の作り方は“Help Yourself”というコンセプトに基づいています。お客様が自分のペースで自由に洋服を組み合わせ、販促物を見てそこに書いてある文章を読んで利点を理解してもらい、選んでもらうのです。地域によってお客様の要望は少しずつ変わると思います。例えば、ファミリー層が多い場所やアジア系の顧客が多いなど、できるだけ商品の配置や見せ方を変えて地域のお客様の要望にお応えしています。

「Japan Technology」を追求し、改良と品質向上を続ける。

ー話に挙がりましたダウンもセーターもですが、ユニクロの商品を語る上で外せないのがテクノロジーの追求ですよね。

 ヒートテックやウルトラライトダウンがテクノロジーを追求した商品の代表格ですが、他の商品でも様々な研究開発が重ねられています。
 自らの身体から発する水蒸気で熱を生むという画期的テクノロジーで日本の冬を変えてきたヒートテックはより薄く、より暖かくという基本機能の追求だけでなく、保湿や消臭機能の追加やファッショントレンドに合わせたアイテムの変化など、快適に楽しく冬を過ごせるアイテムとして毎年進化を続けています。


 他にもVネックがシャツから見えないようにカットを深めにしたり、九部袖も販売するようにしました。年々シャツの幅を細くしたり長くしたりとトレンドとお客様の声を掛け合わせながら商品を設計しています。

 パッケージにはファンクションを全て記載し一目で機能が分かるようにしています。テクノロジーが伝わるように銀色のパッケージにもこだわっています。


 「エアリズム」は発売当初はVネックと丸首のみでしたが、次にリリースしたのが、メッシュタイプです。より汗をかくシチュエーションでも快適に過ごすことができます。また、襟の部分の縫い目が気になるという声にお答えするため、その縫い目の無いシームレスタイプを東レさんと開発し、まるで何も着てないような着心地を実現しました。

ーカナダといえばスポーツや大自然といったアウトドア関連の需要も大きいと思いますが、高機能を追求した製品は注目だと思います。

 ヒートテックやウルトラライトダウンジャケットはアクティブなシーンで活躍する1着ですが、錦織圭選手をはじめとするトップアスリートが着用している「ドライEX」はカナダのアウトドアを楽しむ方々にはぜひ試していただきたいと思います。高い吸収性を持った超速乾素材は、汗をかいてもかいている感じがしません。ゴルフやテニスをするならポロシャツもオススメです。

ー秋冬の注目商品を教えてください。


 新登場する「プレミアムラムウール」にぜひ注目していただきたいです。従来よりも細い繊維で編み込むことで、ラム特有の風合いはそのままに、よりやわらかな着心地を実現した上質素材プレミアムラムです。

 あとは定番のフリースです。フリースはジャケットだけではなく様々な形を取り入れます。防風機能がついているものだったり、表面がモコモコしたボアタイプだったり、カナダのお客様に自信をもっておすすめできる商品です。
 
 もちろんアンクルパンツやフランネル、ヒートテックなども引き続きおすすめしたいです。

 トロントは極寒とはいえ、外は寒く室内は暑かったりするので冬を乗り切るファッションとしては重ね着を提案したいです。ヒートテックを着て、アウターの間にウルトラライトダウンジャケットを合わせると風が入らないだけでなく、空気の層ができて暖かさをしっかりキープできるのでおすすめです。

ユニクロという会社は日本の文化そのものに成り立ち、「真・善・美は世界で共通する」

ー接客サービスなども日本ブランドとして注目や期待も高いのではないでしょうか。

 私自身ユニクロに入社し気づいたことは「きれいにする」「お客様が第一である」「人の気持ちを考えてこちらが動く」などユニクロという会社が日本の文化のそのものに成り立っているということです。当然ながらカナダではこれらのことは当たり前ではありません。丁寧にものを渡す時、両手を使うことや相手に体を向けるやおじぎをすることが日本では当たり前ですが、こちらではそうではありません。私たち日本人は、これらの事を暗黙の了解の上で生活をしています。文化というのはすごく大きなものです。だからこそ、しっかりと理解してもらうために〝伝える〟ということが重要だと思っています。私たちが行うおもてなしによって、お客様に「ユニクロって良いよね」と思ってもらえるようにしなくてはいけないということを日々意識しています。

 そして、「真・善・美は世界で共通する」と弊社代表の柳井がよく言っているのですが、〝美しいこと・正しいこと・良いもの〟とは世界のどこでも変わらないということです。なので、小さなことにこだわることもその1つだと思います。それを理解して行動に移してもらうには、繰り返し伝えていくことを心がけています。

ー日本人の読者の方々にメッセージをお願いします。

 “LifeWear”の考え方に基づき、ファンクションや品質をさらに追求しアップデートをしていきますので、ぜひ店頭に来て見て触っていただきたいです。日本と変わらないサービスとともに様々なファッションを提案・提供してまいります。

 また、より多くのお客様に商品を届けるために、我々は常に店舗数を増やしていきたいと思っています。この秋冬に4店舗をオープンしますが郊外を含めこれからさらに出店地域を広げていきます。同時にカナダ全土のお客様にユニクロが届くようにオンラインショッピングのECサイトをオープンするなど、より多くのお客様にユニクロの製品がお求めいただけばと思っています。

 テクノロジーを追求し、お客様の声を活かし日々改良を重ねている製品を私は自信を持って皆様に紹介していきます。必ず買ってよかったと思ってもらえる製品・接客サービス・売り場を目指していきますので、ぜひ新店舗にも足を運んでいただき、まだユニクロを知らないカナダ人の方々にも紹介していただければ嬉しいです。