「この機会を逃したら後悔する」という思い ビヨン・ハイバーグさん|特集「カナダワーホリのその先」

 前月に引き続きワーキングホリデーのその先を考える企画第二弾。今回は日本でワーホリを経験したカナダ出身の3人にインタビューを敢行。環境も価値観も文化も違う中で彼らの気づきや考えを紹介する。3名のストーリーを通して、ワーホリの先にはこんなにも多様な世界が広がっていることを知ってもらえたら本望だ。 #ワーホリのその先

ビヨン・ハイバーグさん

ビヨン・ハイバーグさんの年表

1990年―アルバータにいる際にワーホリに参加中の日本人に出会う

1992年―初来日。大阪でバーテンダーとして働き始める。当初は半年から一年滞在する予定だった

2003年―大阪府堺市にて包丁職人のもと働き始める

2011年―副業として日本包丁の専門店・TOWER KNIVES OSAKAをオープン

2012年―包丁職人から独立し、自分の包丁専門商社を立ち上げる

2015年―東京スカイツリーにてTOWER KNIVES TOKYOをオープン

ゼロからスタート出来るワーホリ

ービヨンさんが考える、ワーホリの価値とは何ですか?

 ワーキングホリデーは旅行をしながら滞在国についてさらに深く知る素晴らしい機会だと思います。滞在中に働くことが出来るおかげで、そこまで貯金がなくとも観光を楽しめるというのも大きな強みです。長期で旅行に行ったこともあるのですが、滞在後はそこまで貯金がありませんでした。ワーホリではその心配がありません。

 日本へワーホリに来た際には大阪でバーテンダーの仕事をしていました。お金を貯めることはもちろん、その仕事のおかげで日本語にも磨きをかけ、さらには地元の人とも仲良くなることが出来ました。

 また、ワーホリのおかげで仕事が無くとも日本での滞在をスタートさせることが出来ました。はじめはどこに滞在したいか何をしたいかも分からなかったのですが、ワーホリのおかげで自分が興味のあることに挑戦することが出来たのはありがたいことでした。

「この機会を逃したら後悔する」という思い

ビヨンさん24歳の頃

ービヨンさんがワーホリに参加しようと思ったきっかけを教えてください。また、多くの選択肢があった中でなぜ、日本を選んだのですか?

 昔から日本の映画や本に触れていたため、日本への憧れは常に抱いていましたが、ワーホリに参加するまでは日本についてあまり知識がありませんでした。また、その頃にはすでにヨーロッパ、アフリカ、北米へと旅行した経験があったのでアジアに行きたいという願望もありました。

 カナダにいる際に日本人のワーホリの人々に出会ったのも参加することになったきっかけの一つです。彼らの話を聞き、ワーホリについてもっと知るにつれ「これは日本をもっと知る素晴らしい機会だ。これを逃したらきっと後悔する」と思い、参加に踏み切りました。カナダとは全く異なる文化や言語を持つ国なので、それについてさらに深く知る絶好の機会だったと思います。

ービヨンさんがワーホリ期間中に一番苦労したことは何ですか?

 最初に苦労したことは言語です。ワーホリを始めた当初はあまり日本語が分からなかったので、英語のメニューが置いてある観光客にも人気のレストランへしか行けないという状況でした。日本語の能力が乏しかったせいで英語教師の仕事を探すのさえ苦労しました。また、一年間という短い期間だったため、長期的に努める社員を探していた企業に就職できなかったのも大きな壁の一つでした。

教科書で学ぶ日本語とは違う日本語

ーそんな苦労も経験したビヨンさんですが、ワーホリの最中で一番印象に残っていることは何ですか?

 ワーホリ中の一番印象深い出来事は最初の仕事を見つけ、地元のコミュニティの一部となった時だと思います。その仕事のおかげで日本語がどのように生活で使われているのかを知れたと同時に、その時に構築したネットワークのおかげで大阪が世界中のどこよりも「ふるさと」であるという気持ちになりました。

ー現在、ビヨンさんは大阪で包丁専門店を営んでいますが、ワーホリ中の経験が今に生かされていると思う時はどういう時ですか?

 ワーホリのおかげで地元の人々と繋がり、日本語がどのように使われているのかを学べたのは今でもとても役に立っています。これは教科書で学ぶ日本語とは全く違いますね。このおかげで現在でも私が扱う包丁を作る職人さんたちとも繋がることが出来ていると思います。また、ワーホリのおかげで冒険的にもなれたと思います。新しいことに挑戦することが今までほど怖くなくなりました。

ワーホリ参加者だからこそ得られる強み

ー日本の皆さんはワーホリについてどのようなイメージを抱いていると思いますか?

 日本人の皆さんはワーホリに対して良い印象を抱いているのではないのでしょうか。「ワーホリ」という略称からも分かるように、日本人にはとても親しみのあるプログラムなのだと思います。

 私が代表を務める包丁専門店でも、ワーホリで日本を訪れているデンマーク人の男性と台湾人の女性が勤務しています。彼らのおかげで店を訪ねてくる各国の観光客のニーズを汲み取ることが出来ていると思うので、とてもありがたいですね。

ー現在ワーホリに参加している人、またはこれからワーホリに参加しようとしている人に向けてアドバイスがありましたら教えてください。

 私が皆さんにアドバイスにしたいのは、ワーホリに行く前、または行ってすぐに現地の言葉を習得するということです。そして滞在を始めてからは怖がらずにたくさんの人と話すことを大切にして欲しいですね。ワーホリは人生において新たな冒険に踏み切る時であり、新たな扉を開く時でもあります。そしてその経験はその先の人生に大きな影響を与えることになるでしょう。皆さんには可能な限り多くの経験をしてもらいたいですね。

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