10月3日『WASABI』トロント公演記念レセプション @総領事公邸

(左から)吉田良一郎さん、市川慎さん、清水優子所長、伊藤恭子総領事、美鵬直三朗さん、元永拓さん


大成功を収めたコンサート翌日、関係者を集めた記念レセプションが総領事公邸で開催された。レセプション冒頭、伊藤恭子総領事は歓迎のスピーチを行い、「『WASABI』の来加を歓迎するとともに、昨夜の公演が成功を収めたことを心より嬉しく思います。本日は市内の高校2校で邦楽ワークショップを行いました。どちらの学校の生徒もとても積極的に参加して、興味を示していました。『WASABI』の音楽が広がることは、日本文化が浸透することとともに日本とカナダ二国間の良好な関係がさらに広がることにつながると期待しています。」と挨拶を行い、関係者にお礼を述べるとともに、公演の成功を祝い喜んだ。

挨拶を行う『WASABI』の元永拓さん


 次に、『WASABI』のメンバーを代表し、尺八奏者である元永拓さんが登壇し、「トロントでの公演開催を支えてくださった全ての方に感謝いたします。今回の公演は、学校の先輩でもある伊藤総領事との会話がきっかけでした。私たちのグループは世界中の様々な国でパフォーマンスを行ってきましたが、今回の公演は特別な経験となりました。」と挨拶を述べた。

 乾杯のスピーチを行ったジャパンファウンデーション・トロントの清水優子所長は、「『WASABI』のトロント公演は、エネルギッシュであり、多くの観客が積極的に参加していました。日加修好90周年のイベントとして記念となりましたし、『WASABI』の皆様と伊藤総領事のお話合いのもと、このような素晴らしいイベントを開催してくださったことに感謝いたします。

 パフォーマンスは素晴らしく、クールであり、様々な世代の人々を魅了する良い機会になったと思います。個人的にも『WASABI』の大ファンになりました。これからも学校公演などで、若い世代に日本の伝統音楽の良さを継承していくと思いますが、同時に様々な国でパフォーマンスを続け、その音楽で現地の人々を魅了し続けることを願っております。」と音頭を取った。

伊藤恭子総領事コメント

(左から)伊藤恭子総領事、ロン・コーブさん、元永拓さん

ー今回の『WASABI』の来加と公演を振り返ってみていかがでしょうか?

 日本人の中でも、日本の伝統音楽にはあまり縁がないという方も多いと思います。『WASABI』は、楽器の持っている可能性を十分に引き出して、若い方々だけでなく海外の方にも楽しんでいただける音楽を紹介していくという点において、200%ぐらい活躍していると思います。

ーキャサリン・ウィン・元オンタリオ州首相のほか、多くのカナダ人で会場は満席でした。

 市長や議員の方々をはじめ日加にゆかりがある方々もお見えになっていただき、みなさん声を出して楽しんでいらっしゃる様子でした。音楽は国境を越えて皆さんに伝わるということが嬉しかったです。

ー日本の伝統楽器が世界でどのように広がって欲しいと思っていらっしますか?

 和楽器を通じて、日本の音楽、そして日本そのものを分かっていただけると非常に嬉しいなと思います。本日の学校でのワークショップ終了後に音楽の先生が、『私は「こきりこ節」を知っている。なぜなら昔、日本に行った先生がこの曲を習って、私達に教えてくれたからだ。それがアレンジされて聴けたので非常に嬉しい』と仰っていました。そういった意味でも、音楽は国境を越えて広がる可能性が十分にあると思いますので、このように影響を与えていくと嬉しいなと思います。

ー今年も残り僅かとなってきました。日加修好90周年を振り返ってみて、いかがでしょうか?

 様々な方と親和を図り、色々な分野で行事が行われ、非常に良かったと思います。これが一歩となってこれからも、日本はすごい、意外と似たところがある、などと関心を持っていただけたら嬉しいなと思います。

リバデール高校とビショップ・ストラチャン高校でワークショップを開催

現地の学生とセッションを楽しむ


 トロント公演翌日には、トロント市内にあるリバデール高校とビショップ・ストラチャン高校を訪れ、邦楽ワークショップを実施。それぞれの学校で音楽を選択する生徒を対象に、『WASABI』のメンバーが自身の楽器の伝統などについて解説を行ない、生徒たちは、それぞれの伝統楽器の音色やその特徴に感心するなど貴重な機会となった。

左:津軽三味線について話す、吉田良一郎さん 右:尺八について話す、元永拓さん