知って安心♥「暮らしの医療ナビ」

カナダ渡航前、海外での初めての生活を思い描き、英語は上達するか?、仕事や住む場所は見つかるか?、友達は出来るか?などの不安要素は確かに多いが、それよりワクワク感でいっぱいだったに違いない。インフルエンザにかかったら?ケガをしたら?などと、そこまで現実的な心配している人は少ないだろう。しかし、実際に一定の期間を海外で暮らすと、環境の変化も重なり体調を崩す人は意外に多い。そんな時、知っておきたい情報をご案内します。

■ まずは「かかりつけ医」から

「カナダで医療機関を受診するのは日本と違い大変」という話をよく耳にするが、基本的に「かかりつけ医・クリニック」を決めておけば大丈夫。オンタリオ州健康保険(OHIP)に加入している人はファミリードクター(家庭医)の登録をしていることが好ましいが、海外旅行保険に加入している人も、あちらこちらの医師・クリニックにかかるよりも一か所に決めておくのが無難。保険の種類に関わらずカルテは保管されているので、前回の治療内容などを医師が参考にすることが出来る。

カナダでは生理痛なので婦人科、蕁麻疹なので皮膚科と専門医を自分で決めるのではなく、まずはGeneral Practitioner(GP:総合診療医)/Family Doctor(家庭医)と呼ばれるかかりつけ医が問診や各種検査を行い、必要に応じて薬の処方や専門医を紹介することになる。症状が安定している場合は、GPが専門医と連携して、定期的な薬の処方も行うので、既往歴(持病)がありカナダ滞在中に検査や服薬が必要な人は、まずかかりつけ医を見つけよう。

■ウォークインクリニック:街の至る所にある診療所。予約無しでGPに当日診てもらうことができる。待ち時間はクリニックにより様々。立地や時間帯などにより大きく変動するので、なかなか予定が合わないという人も多いかも。診療費は60ドルから130ドル程度。多くの場合、現金での支払いを求められるので、多めに持参しよう。


■ 救急車を呼ぶ・総合病院のERを受診する

基本的に急病でない限り、救急救命室(ER: Emergency Room)の受診は避けるのが好ましい。軽傷だけどどこに行ったら良いか分からないのでERに行った、というケースがあるが、ERは長時間待たされるだけでなく、診察前に600ドルから1,000ドル程度の支払いが求められる。時間やお金の問題だけでなく、早急な治療が必要な人の為にも、不必要にERを利用することの無いように気を付けよう。また、救急車も本当に必要な時のみに利用するのが原則。

■救急車の誤った利用例
×早く診察してもらえる:救急車で病院を訪れても、重症度により振り分けられるので待ち時間が短縮されることはない。
×タクシー代を節約したい:基本的に救急車は有料のサービス。OHIP未加入者や不必要に利用したとされる場合は、240ドル請求される。(OHIP加入者でも45ドルの請求あり。)

■救急車を利用するのは・・・
緊急に搬送する必要があり、他に搬送手段がない場合。

  • 意識がない
  • 激しい痛み(胸痛、腹痛、頭痛など)や呼吸困難
  • 痙攣が続く
  • 大量出血
  • 広範囲のやけど

などの場合は即911に連絡すること。

緊急かどうかの判断がつかない場合には、かかりつけ医やTelehealthという機関を利用しよう。看護師が症状などを基にアドバイスをくれるだけでなく、どこでに行けば良いかなども相談できる。このサービスはOHIPの加入状況に関係なく、誰が電話をしても無料。Telehealth:1-866-797-0000


■ 知っておきたい医療保険

病気・ケガの時はお金のことは心配したくない。でも、気になるのは医療費。OHIPに加入していれば、基本的な治療費は無料。では、留学生やワーキングホリデー、旅行者は?
カナダに来る多くの日本人は海外旅行保険に加入しているが、約款を詳細まで読み込んでいる人はまずいない。一体自分はどんな保険に入っているのかは、ある程度は把握しておくべき。

<短期・中期滞在者の医療保険>

■日本の海外旅行保険:医療費だけでなく、救援費用や携行品も補償してくれる。限度額に多少ばらつきはあるが、基本的に急な病気やケガに対する治療や救急車の利用、入院や検査費用、また通訳費などもすべて保険が適用されるので、安心して日本語で治療を受けることが出来る*。キャッシュレスサービスの利用も可能で、自分のお金で一旦高額な治療費を支払ったり、後日面倒な保険金申請をする必要がない**。クレジットカード付帯の保険も海外旅行保険と補償内容はほぼ同じ。
*/**: 詳細につきましては、ご加入の保険会社またはWELLNESS KIZUNAまでお問合せください。

■カナダ国内の留学生保険:カナダ国内で販売されているもので、治療や処方箋薬代をカバーするという医療保険。上記と異なり、日本語通訳の派遣などは適用されず、キャッシュレスサービスを利用できるクリニック・病院も限られているので、一旦自分で治療費や薬代はすべて支払い、後日保険金請求するという流れが一般的。日本の海外旅行保険より加入費が安価で学生に人気。しかし、医師の診察や保険会社とのやり取りも英語で行う必要あり。

<長期滞在者のオンタリオ州健康保険(OHIP)>
基本的に治療費は無料。しかし、処方薬や歯科などを含む様々な医療費がこの保険ではカバーされない為、追加の保険に加入している場合がほとんど。また、日本の海外旅行保険(駐在員保険)に加入している人も少なくない。その場合は、治療費はOHIPで、その他の救済費用・薬代・医療通訳費を海外旅行保険に請求することも可能。


■ 地域医療の活用(短期・中期滞在者編)

前述にあるように、海外旅行保険や留学生保険は、急な病気やケガへの治療に対して支払われる保険。既往症(持病)に対する治療や、治療目的ではない避妊薬の処方、予防接種などはこの保険を利用することが出来ない。そこで知っておきたいのが無料のサービス。トロント市内には無料クリニック・サービスがあり、特に避妊や性病などについて特化し診療している場所が多々ある。

<無料クリニックの例>
■Women’s College Hospital:
Bay Centre for Birth Control: Drop-in Pap Program
水曜日の午後4時から7時まで
www.womenscollegehospital.ca/programs-and-services/bcbc

■Hassle Free Clinic:Drop-in
詳細はこちらから hasslefreeclinic.org
上記以外にもOHIPの提示なしで、HIVやその他性病の検査、妊娠検査などを行っている場所がある。Toronto Sexual Health Clinics参照 (tinyurl.com/p52quus)

WELLNESS KIZUNAではカナダに滞在する日本人の皆さまが安心して生活できるよう、日本語医療サポートを提供しております。体調が優れない、医師を受診したいがどこに行けばよいか分からない、英語が不安という方など、気軽にお問い合わせください。かかりつけ医として提携先クリニックの紹介・予約代行、診察同行通訳など、海外旅行保険にご加入の方は保険適用の治療はすべてキャッシュレス。治療費・検査費・薬代・通訳費など一切お金はかかりません。まずはお問合せください。


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