留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.33

前回は部屋探しをする際の方法について、いくつか異なるアプローチをしましょうというお話をさせて頂きました。今回はその次のステップとして、実際に候補の部屋を見学に行く前に心得ておくべき注意点の一つである、その家のある地域エリアの交通面、便宜などについて少し触れさせていただきたいと思います。ご存じのとおりトロントは街の規模も広範囲に広がっていますし、色々とエリアごとに異なる特徴がありますのでそれらを知るべくまずは散策してみると良いですね。

部屋探し編3:
ダウンタウン中心地への近さなどばかりにこだわらず、各エリアについて下調べをしましょう。

多くの皆さんは最初にホームステイをした場所が大抵ダウンタウンから遠いエリアであることから、部屋探しをする際にはどうしてもダウンタウン中心地に近いところに目を向ける傾向にあります。学校はほとんどがダウンタウンに位置していますし、何をするにもやはりダウンタウンに近い方が行動しやすい部分はあるのは間違いないと思います。
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ただ、ダウンタウン中心地でアパートを探そうとすると、もちろん料金が高くなったり部屋が小さかったり建物自体が古いものだったりと、なかなか理想的な部屋を見つけるのが難しくなります。また、他にも同じようにダウンタウンで探している人も多いので、すぐに部屋が決まってしまい競争率がとても高くなるのも間違いありません。そしてもう一つ意外と気が付かないのが、ダウンタウン中心地に近くても地下鉄駅からは遠くバスやストリートカーを使わなくてはならなくなったりすることがある所です。ダウンタウン中心地は言うまでもなく交通渋滞がひどく、バスやストリートカーでの移動だと場合によっては地下鉄で遠くの駅からダウンタウンの駅に来るよりも長い時間がかかることがあったりもするのです。天気が良ければ歩き回ったり自転車を使ったりができますが、寒い冬場などはなかなかそういうわけにはいきません。
また、家の近くにスーパーやコインランドリーなど便利なお店はあるかなどについてもしっかりチェックをする事が大事です。ダウンタウンは色々なものが手に入りますが、買い物をした後で大きな荷物を持って帰宅する場合には移動が便利かどうか。そして、ダウンタウンで遊んだりして帰りが夜遅くなった時、たとえダウンタウンに近かったとしても、場所的に暗い夜道を歩かなくてはいけないような所ですと、かえって心配です。それよりは、地下鉄やナイトバスなどで駅やバス停からすぐに家があるくらいのエリアのほうが安心なことも多いといえます。ダウンタウン中心地にこだわらなくてもトロントは各エリアごと、それなりに賑わった場所があります。そういった場所の近くに住んだほうが綺麗な部屋で家賃も安くて便宜も良く、場合によってはそのエリア周辺でアルバイトを探すほうが競争率も低くて丁度良いという状況も考えられるわけです。
こういったことを踏まえそれぞれのコミュニティーごとの魅力や特徴について下調べをして部屋探しに役立てるのはとても有効といえますね。



hiroko-takabayashi-east-west高林紘子

East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。
HP: www.eastwestcanada.jp