留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.38

アパート暮らし編3:契約内容や支払いの詳細が分かるように記録を残しておきましょう。

アパート暮らしにおいて自分自身が安心していく生活してく為には、前回お話したように大家さんやハウスメイトからの信頼関係を保てるように行動することが大事な心がけの一つです。しかし、まず契約の時点でまさかのトラブルに巻き込まれてしまう事もあります。今回はその契約時のトラブルについて少し触れたいと思います。

最近留学中の皆さんで、アパートの契約時に嫌なトラブルに巻き込まれてしまったという例を何件か続けて聞く機会がありました。その一つが、実際に部屋を見学しに行き契約が決まり、とりあえずデポジットを支払ったらその直後に大家さんと連絡が取れなくなり契約書や領収書なども一切もらえてないので証明がなく、鍵ももらえず入居ができなかった、という深刻な詐欺にあってしまったらしいケースでした。

結局その後も大家さん(らしき人)と連絡が取れず、またその家に行ってみたら別の人が入居していたようで、聞いていた話とは全く違った状態だったようなのです。この他には、直接大家さんと会ったわけではなく、部屋をSublet(又貸しのこと)することになり、知人の紹介で、その人が借りている部屋に一時的に滞在することになり、その人に家賃を払って入居したものの、暫くしてから実際の大家さんから家賃の支払い請求が来た、というケースがありました。これもその人と暫く連絡が取れず、大家さんの話と借りる前に聞いていた話が食い違い、ひどく振り回されたようです。

これらは極端な例に見えますが、実際には似たようなトラブルは多々発生しているのです。英語のコミュニケーション力不足を理由に都合よく言いくるめられてしまったり、不当な扱いを受けたことを訴えようとしてもその証拠がないということで、とぼけられてしまったりして泣き寝入りを余儀なくされるケースもちらほら見られます。

こういったことを事前にできるだけ回避できるようにする為には、まず契約が決まった際に、その証拠としてお互いの名前や連絡先、住所が明記されていてその契約内容が分かるものを書面で残しておくことをお勧めします。それはフォーマルな形の書類である必要はありませんので、とにかくその時に契約を交わした内容とお互いの情報が分かり、それに合意していることが明確なサイン欄などが含まれたシンプルなレターのようなものがあれば十分です。

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もしも貸し手の人がそういった書類を用意していない場合は、少なくともその場で交わした内容が分かるような文書を作ってサインをしてもらえるようにするだけでも違ってくると思います。デポジットを支払った場合も、相手側がレシートを書いてくれなかった場合に備えて、逆に自分で支払いをしたことが分かる書面を作成し、支払った当日に日付とお互いのサインをしたものを用意しておくのも少しは助けになるかもしれません。

とはいえ、そもそもそういった書面の用意を怠ったり渋ったりされたら注意信号であるということはあらかじめ念頭に入れて置かれるほうがよいかもしれませんね。



hiroko-takabayashi-east-west高林紘子

East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。
HP: www.eastwestcanada.jp

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