留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.49 日常生活編9

10月になるとカナダ(特に東部)はすっかり秋も深まって、紅葉の時期も後半に入り随分と気温も下がっていよいよ冬が近づいてきた感じもしてきます。この時期は、日本でも「食欲の秋、収穫の秋」などといわれたりしますが、カナダでもこの時期ならではの雰囲気を楽しむ大事なイベントがあります。それが、サンクスギビング(Thanksgiving)の祝日です!日本にいる時からもこの北米ならではと言える祝日の雰囲気に憧れている方も少なくないのではないかと思います。

日常生活編9:カナダのサンクスギビングの祝日について学び、多いに楽しみましょう!

カナダではサンクスギビングの祝日は現在10月の第2週目の月曜日と設定されていて、アトランティックカナダのいくつかの州を除いた全地域で正式な祝日として休みになります。月曜日が休みになるので通常カナダではその週末は3連休になりますね。実はこのサンクスギビングデーはアメリカのそれとは1ヶ月以上も違います。ご存知の方も多いと思いますがお隣アメリカのサンクスギビングデーは通常11月の第4木曜日に設定されています。木曜日が休みになるのでアメリカでは通常その日曜日までの4連休となります。

このカナダとアメリカとでサンクスギビングを祝う日が異なる理由として一般的なのは、単純にカナダはアメリカよりも北に位置しているため収穫の時期も早くに訪れることから早くなっているというもの。とはいえ、それ以外にも色々な説があるようで、歴史的な意味で言えば北米でサンクスギビングを祝う起源となったとされるイベントは、アメリカで一般的に伝えられている英国からの宗教的入植者達が今のニューイングランド地方で1620年ごろにその年の収穫を祝って始まった、というものではなく、実はカナダの今のヌナブト準州のエリアにたどり着いたイギリスからの探検家が、1578年に旅の無事を感謝する祝い事を行ったことから始まった、という説もあるそうで、そうなればサンクスギビングの歴史はカナダの方がアメリカよりも長い、と言われることもあるそうです。

また1700年ごろにはフランスからの入植者達がカナダで最初の収穫を祝ってご馳走を先住民達に振舞ったというエピソードもあるそうです。いずれにおいても、現在はその名の通り、実りと収穫を祝いその恵みに感謝をする、という意味合いで祝われている日といえます。


この祝日ならではのご馳走と言えば、大きな七面鳥のロースト、ポテト、パンプキン、クランベリーソース、グレービーソース、スタッフィング、そしてパンプキンパイなどが思い浮かびます。この時期になると街のスーパーでは大きなパンプキンや七面鳥(丸焼き用)などが沢山売られています。日本ではなかなかお目にかかることのないご馳走と言えます。

またアメリカではサンクスギビングと言うと主に家でアメフトの決勝を観る習慣というイメージが強いのですが、カナダではごくシンプルにご馳走を囲んで家族で集う、という感じで祝うのが一般的です。カナダ滞在中にはこのサンクスギビングの祝日の伝統を学んで、カナダの習慣を是非とも楽しんでいただきたいですね。



hiroko-takabayashi-east-west高林紘子

East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。
HP: www.eastwestcanada.jp