留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.40 アパート暮らし編5

現地でシェアアパートの部屋を借りる際の注意点として、これまでは自分が1人でどこかのシェアアパートの一部屋を借りる設定でのお話をメインにしてきました。今回は同じシェアアパートでも一つのユニットを友達などと一緒に借りる際の注意点について少し触れてみたいと思います。

アパート暮らし編5:友達などと一緒に借りる際にはお互いの役割分担や責任、シェアルールをしっかり明確にしておきましょう。

現地に来てから語学学校で知り合ったお友達や、渡航時期やエージェントが同じでたまたま最初から仲良くなったお友達と一緒に一つのユニットアパートを借りようというような話になるケースもよく聞かれます。仲の良いお友達同士であれば、一緒にアパートを借りることができれば何かと安心に思えることも多いかもしれませんし、他人との共同生活よりも不安も少ないと思います。また、部屋を探す際にも一緒に情報を集めてより広く探すことができそうですし、1~2ベッドルームで貸し出されている所を2人や3人で借りて家賃を割ることで割安な部屋を見つけることもできるかもしれません。

ただ、そういった時に意外と最初は気がつかずに後から思わぬトラブルになったりするのが、例えば誰か一人が代表として借りるのか、もしくはシェアをする友達も同等にテナントとしての義務を含んだ契約をするのかという契約内容に関する行き違いや、お互いの所持品や共有物はどういった枠組みにするのか(トイレットペーパーなどの消耗品やキッチン用具、食材などの振分けなど)や掃除当番のサイクル、ゴミだしなどと言った生活面における役割分担などについても、あとから思わぬところで不便や摩擦が生じることもあるわけです。

お友達だから特にルールや役割分担などを決めておかなくても大丈夫と思っていても、意外とあとからお互いにちょっとした所で気になってくる部分が出てくるわけです。あとから気まずい状況になるよりは、最初に役割分担や掃除当番(掃除の範囲なども含めて)、お互いのハウスルールなどをしっかり話し合って明確にしておくほうが何かとスムーズです。そして、もしもどちらかが先に退去をしなくてはならなくなったりした場合、大家さんとの契約上の関係で一緒に退去をしなくてはならなくなってしまったり、家賃を友達とシェアしていた分を1人で払わなくてはならなくなったりする事も多々あります。

それぞれ別々のお友達を家に招く際などにも、共通のお友達ではなければ気を使わなくてはならない事も出てきます。やはり家というのは一番落ち着かなくてはいけない所でもありますし、せっかく仲良くなったお友達なのに共同生活をしてお互いのルールを中途半端にしてしまっていたが為に、お互いの仲に亀裂が生じてしまうなどという事態になるのは凄く残念なことです。そういった意味でも、もしもお友達やお知り合いの方と一緒にシェアして暮らす場合にはあらかじめお互いの役割分担やルールなどはクリアにしておき、理解のあるシェアライフを心がけることが大事ですね。



hiroko-takabayashi-east-west高林紘子

East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。
HP: www.eastwestcanada.jp

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