「語学力」は就職活動で武器にはならない! / 就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第7回】

みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?「ワーキングホリデーは就活に不利」、「1年程度の留学は就活に有利にはならない」…せっかく希望を持ってワーホリや留学に来たのにもかかわらず、そんなこと言われると不安になりますよね。

ただし、知っておかないといけないのは、・留学経験を活かそうとするあまり、帰国後の就職活動を難しくしている人も多いということです。

例えば、留学前はTOEIC450点だったけど帰国前には900点まで上げることができた!!という経験があると英語を使って仕事がしたい!と思いますよね。

1年で450点も上げられたという嬉しさのあまり、面接でも「語学力を活かしたいと思い志望しました」とそのまま伝えてしまいがちです。

でもこれ、非常に危険です!!!

面接している側とすれば、ワーホリ・留学でTOEICの成績を上げたから、もしくは現地でアルバイトをして会話力を上げたからといって、自社で活躍ができるという根拠にはなりません。実際に「語学力を活かしたい」と志望動機で伝えた人は無条件でお見送りという企業も少なくありません。

文科省の調査によると大学等が把握している日本人の海外留学生は84,456人(2015年)、さらに社会人留学生やワーキングホリデー、海外大学・カレッジ進学者を加えるとゆうに10万人を超えます。

また、1017年5月1日現在の外国人留学生は239,287人だそうで、こちらもワーホリを入れるともっとかなりの数の人が日本語を学んでいることになります。

英語・日本語を使えることが特別なことではなくなりつつあり、「語学力」をそのまま武器にすることは非常に危険なのです。

ワーホリ・留学を不利にするかどうかは、本人の考え方・伝え方次第です。きっとあなたの魅力は「英語が話せる」とこだけじゃないはずです。語学力の向上は当たり前として、ワーホリ・留学に来たからこそ得た考え方や行動力、タフさやチャレンジ精神、留学前に頑張ってきたことなど、もっとアピールできることは他にありますよ。社会人の方はキャリアチェンジであったとしても前職で身につけたスキルや、成果をアピールするほうがよっぽど「あなた」という人物の魅力が伝わります。

英語で勝負をしたい!と考えている方ほど、(英語力はあたりまえとして)英語以外のスキルと強みで勝負をしてくださいね。


帰国キャリアドットコム

篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。