めるものえいご 第32回 ~with~

 先日、久しぶりに海外ドラマを見ていたら、こんなセリフが耳に入りました。Get it over with.(もう終わらせちゃって!※ケリをつける、など嫌なことを終わらせる、というイメージ)中学校では【~と一緒に】と覚えるwithですが、実際に英語を話しはじめてみると実は、それ以外でも多く使われていることに気付きます。海外ドラマのセリフから、少し整理してみましょう。

 まず、大前提、withは、くっついている=つながりを表します。

I want to be in love with someone. 恋に落ちたいわ。
 人とのつながりがある、というイメージですね。

LA agrees with me. LAも私に味方してくれる(賛成してくれる)ってものだわ。
 動作とのつながりを表しますね。

A man with heart problems 心臓に持病のある男
 人が、物や、身体的特徴(髪・目の色)とのつながりがある(=持っている)という意味でもwithで表します。

Maybe it’s maturity or the wisdom that comes with age…. それが大人らしさというか、年齢を経て得る知識ってものなのかも。年齢を経て、時間を経て、というように時間とのつながりを表していますね。

Miss Jones is familiar with the procedure. ジョーンズさんがその手続きをよく知っていますよ。
be concerned with~について心配する / be satisfied with~について満足する、など感情や状態とのつながりもwithで表します。

l decided to warm up with a bowl of soup. ボウル1杯のスープであったまることにした。
 例えば、同じ“~で”でも、by hand(手で)by trainのように、手段を表す前置詞もあります。withはより密接な物と行動のつながりをイメージします。

 次に、決まり文句的な言い方。表現を丸ごと覚えるととても便利ですよ。
I’m just saying size has nothing to do with it. サイズは関係ないってことを言ってるわけよ。例えば、~with price(値段とは関係ない)というように特定の単語を示すこともありますが、ここでのitは『ダイヤの指輪がほしい、サイズは(もらえれば)関係ないの』というように、文脈・状況を指します。

l put up with it because l come here all the time. 我慢するわ、ここへはいつも来てるし。
I can’t deal with it. やってられないわ。(手に負えないわ。)
Is something wrong with your steak? ステーキなんか変なとこでもあるの?
 
 あ、ちなみに、セリフは全てSex and the Cityからです。ご紹介した文章は全て、日常会話で使用できる全く健全な文章ですが、この中のいくつかがどんな文脈で言われたセリフかは、ぜひドラマで確認ください。笑



merumo-unno-thorpe海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
日本の進学塾にて英語文法・受験対策で5年以上の指導にあたり、数多くの生徒を関西の有名高校へ合格させる。カナダでは英語教育者としての経験と、自身の留学経験を生かしながら留学エージェントへ勤務、その後語学学校にて更なる経験を積んだ後、2012年、トロントで最大規模の留学エージェントBRAND NEW WAYを起ち上げる。現在トロントマネージャーかつカナダ統括ディレクターとして、実践のみならず知識・教養としても役立つ語学留学の提供を目指す。
HP:www.bnwjp.com