WORLD PRESS PHOTOで世界を知る
こんにちは、寒いトロントが今にもやってきそうですね。本当に恐ろしいです、Mizukiです。
先日、世界各地で毎年行われるWORLD PRESS PHOTO、世界報道写真展がトロントでも開催されるということ行ってきました。
1955年に、アムステルダムで世界報道写真財団が設立され、その翌年からこのドキュメンタリー・報道写真展が開催されました。毎年、1月2月あたりに、世界各国のカメラマンたちが自分の撮った写真をコンテストに応募し、その中で優秀な作品がこのイベントで展示されるということなのです。
なんでも、今年は80000点以上の応募があったらしい。多い…!(笑)
世界で起こっている様々な問題や事件、日常生活、風景画、スポーツ…など多様な種類の写真が見ることができます。
特に私は、世界の「イマ」を知りたくてこの展示会を訪れたわけですが、やはり衝撃的な写真が多かったです。
同じ地球という星でも、信じられないほど残酷で、厳しい世界で生きている人たちがいることに、写真を見て改めて知るものの、それが現実に起こっていたことだとは実感が湧きませんでした。ただただ言葉が出てこない。
そして、その写真を撮るカメラマンという職業についても深く考えさせられました。世界で起こる事実を、写真を通して世界中の人に知ってもらおうと、時には命をかけてまで写真を撮る。それだけ、視覚へ訴えかける写真というものは人々の心に影響を与えるものだと信じて。
たくさんの言葉に表しがたい感情がぶわっと一気にあふれ出して、写真を見ているうちは収拾できませんでした。
ただ一つ思ったことは、やっぱりこの世界で起こっている事実を少しでも知れて良かったということ。だからといって世界はこうあるべきだ、世界をこうしたい、なんて考えや解決策が出てくるほど、現状は単純なものではない。でも、地球という星で自分の人生を生きるうえで、こうした同じ地球にいる人の現状を知ることは、少しだけ私に今を生きる責任を与えてくれた。
すごーくまじめな文章もたまにはありかな。
カナダ生活、精いっぱい頑張ろう。そして、一眼レフが欲しくなった。