令和5年 新年の言葉「Chris Hope President, Japanese Canadian Cultural Centre」
TORJAの読者の皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ニューノーマルの時代へと移りつつある中、皆様お変わりなくお元気のこととお喜び申し上げます。昨年は日系文化会館(JCCC)に於いても様々なイベント、プログラムが復活して大勢の皆様がJCCCへ戻って来ました。会員、コミュニティーの皆様、JCCCのフレンド達、懐かしい顔ぶれとの久しぶりの再会をとてもうれしく思います。長期に及ぶ隔離、自宅待機を経験した今、再び皆で日本文化を共有する中で1963年来のJCCCのモットー“文化がわかる。心が通う。”がひときわ重要となっています。
JCCC理事長としての一年目に、理事達と共にJCCCの新しいビジョン“日本文化と日系カナダ人の文化遺産を通して地球規模で人々の生活を豊かにする”、そして“日系カナダ人の経験や伝統日本文化、現代日本文化を通して、理解、受容、友情を促進する”という新しいミッションを掲げることが出来たことをうれしく思っています。
実は既にこの新ビジョンを念頭に活動は始まっており、世界的に認識されるまでになったトロント日本映画祭の創設や、“丸:移民の物語”展などが開催されています。“丸”展は世界規模での日系人の物語にフォーカスしており、Google Arts & Cultureを通じて世界中からの視聴を可能にしています。
本年もイベントをより一層充実させて、皆様のご来館をお待ちしております。ぜひ“文化がわかる。心が通う。”を体感して頂けたらと思います。
末尾ながら、今年一年の皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。
Chris Hope
President, Japanese Canadian Cultural Centre