【コロナ】最多更新・オンタリオ州12月23日新規感染9,570件 軽症者多数 入院数は横ばい |今日のニュース
オンタリオ州では12月24日金曜日に9,571件の新規COVID-19症例を報告し、パンデミック開始以来、1日あたりの感染者数が最多となった。
過去24時間に行われた72,639のテストのうち、陽性率は18.7%へ上昇。1日の合計は、先週の金曜日に報告された3,124件の新規症例の3倍以上となった。
オミクロン株は伝染性が高いため、冬季には症例数が増えると予想されていたが、保健省は「一人当たりの症例率が増加しているため、今後数日から数週間にわたって増加し続けると予想している。」と声明を発表した。
入院とICUの数はここ数週間でわずかに増加しているが、2021年4月〜5月と比較するとその数は大幅に低いままである。
2021年4月の第3波のピーク時には、2,000人近くが入院していたのに対し、現在オンタリオ州では入院数が508名。ICUには161人が入院しており、 1日前から8人減少した。
12月23日の死者は6人であった。
ワクチン未接種率は州の人口の22.7%であることから、クリスティンエリオット保健大臣のスポークスマンは「州のICUは引き続き安定しているが、特にワクチン未接種の患者の間では、今後数週間で入院数が増えると予想される。ワクチン接種がオミクロン株に対する最良の防御であるため、州はワクチン投与能力を緊急に強化している。」と述べた。
イギリスの健康安全保障局は、オミクロン株はデルタ株よりも急速に感染するが症状は軽症であると報告した。しかしながら、感染数が膨大であるため依然として病院機能を圧迫する可能性も指摘している。
イギリスやスコットランドの研究によると、オミクロン株の入院リスクはデルタ株の感染者数よりも受診の可能性が約20%低下し、入院する可能性は40%以上低いとの見解を示したが、スコットランドでは症例数の大半が20-39歳の若い成人であったことから、年齢層が若い人ほど、重症例を発症する可能性がはるかに低いとしている。
参考記事:CITY NEWS https://toronto.citynews.ca/2021/12/24/covid-ontario-cases-december-24/
CITY NEWS https://toronto.citynews.ca/2021/12/22/omicron-less-likely-to-put-you-in-the-hospital-studies-say/