【コロナ】オンタリオ州 感染後隔離期間短縮へ PCR検査新ガイドラインを発表|今日のニュース
・COVID-19感染者の隔離期間を短縮へ
・COVID-19検査可能対象者が限定される
オンタリオ州のキーラン・ムーア保健医官は木曜日、Covid-19感染後の隔離期間の短縮及び、新しい検査ガイドラインを導入したと発表した。
州は感染後の隔離期間を10日から5日に短縮するとし、ワクチン接種を受けた者及び12歳未満の子供がその対象となる。
ムーア氏は、「隔離期間の短縮は、COVID-19に感染した場合でも一般的に健康な人は、症状が現れる前の2日間とその後の3日間が最も感染性が高いという証拠が増えていることに基づいて決定された」と述べた。
政府によると、症状を発症してから5日間は隔離する必要があるが、少なくとも24時間、症状が改善されていれば5日後に終了して良いとしている。
同居者も感染者から5日間隔離する必要がある。
一方、ワクチン未接種及び免疫不全の人は、10日間隔離する必要があるとしている。
十分な人員を配置するための措置として、「リスクの高い医療現場で働いている医療従事者や入居者等は、10日間は仕事に参加すべきではないが、PCR検査が陰性または迅速検査結果の証明があれば、7日間隔離した後に復帰して良い」とされている。
また、濃厚接触者に該当する者については、ワクチンを完全に接種しており、症状が無く、陽性者と同居していなければ、10日間は自身の体調の変化に留意するよう推奨している。
COVID -19検査について12月31日より新しいガイドラインが適応されることとなった。
州は、PCR検査の対象となるのは、症状が高リスクの者や感染の可能性が高い環境で働く人々、重症化の可能性が高いとされる集団のみが利用できるようになると発表した。
症状が軽度で上記の対象に該当しない者については検査を求めないようにと述べている。
PCR検査対象の詳細なリストはこちら。
キーラン・ムーア氏は「COVID-19の症状があるが、PCR検査の資格がなく迅速抗原検査を受けられない場合は、COVID-19に感染していると想定して改訂されたガイドラインに従って隔離する必要がある」と述べている。
さらに、迅速抗原検査で陽性の結果が出たほとんどの人は、確認用のPCR検査を受ける必要がなくなり、公衆衛生から別段の指示がない限り公衆衛生部門に報告する必要はないとしている。
この発表に対し、オンタリオ州の新民主党(NDP)のリーダーであるアンドレア・ホーワスは、フォードが「オンタリオ州をCOVID-19に降伏させた」と主張して、テストを制限する決定を覆すようにフォード首相に呼びかけた。
また「政府の決定によって、感染者に対して十分な有給の病欠を与えず、検査を受ける代わりに家で隔離するよう達することは驚くほど残酷である」とも述べた。
オンタリオ州は木曜日、大規模施設での収容人数を50%あるいは1,000人未満のいずれか少ない方に制限すると発表し、加えて、学校の再開は1月5日からに延期されると述べた。
30日木曜日のオンタリオ州の新規感染者は13,807件となり、過去最多記録を更新した。
参考記事:CTV NEWS https://toronto.ctvnews.ca/ontario-introduces-shortened-isolation-periods-new-testing-guidelines-1.5723606