第5回JCCCトロント日本映画祭
第5回JCCCトロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival)が今年も開催!
6月9日~23日@JCCC日系文化会館
日本国内だけではなく海外でも高評価の受賞作や話題作を幅広い年齢層の観客にトロントでも楽しんでもらえるようにとの願いから始まったトロント日本映画祭。今年で5回目を迎え、年々注目度が高まっている。映画祭期間中には映画監督など豪華ゲストの参加が予定されており、上映作品数は例年より増え、歴史・時代劇コメディ、アクション、アニメなどバラエティ豊富な作品が勢揃いしている。4月22日現在で上映が決まっている24作品の中から、特に注目の4作品をご紹介!チケットは5月2日販売開始。お得な複数枚チケットも有。お目当てのチケットはお早めに購入を。
母と暮らせば
(130 min)
監督:山田洋二
出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、加藤健一 ほか
小説家・劇作家の井上ひさしが発表した、広島を舞台にした自身の戯曲『父と暮らせば』と対になる作品として実現を願いながらも叶わなかった物語を、日本映画を代表する名匠・山田洋二監督が映画化。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。その日から浩二は時々伸子の前に現れるようになり、当時将来を約束した恋人・町子の幸せを気にかけながら、楽しかった思い出話から他愛もないことまで沢山話した。どうしても自分の死を受け入れることができない浩二。二人で過ごす時間は特別なものだった。奇妙だけれど、喜びに満ちていた。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが…。
あやしい彼女
(125min)
監督:水田伸生
出演:多部未華子、倍賞美津子、小林聡美、要潤 ほか
20歳の姿に若返ってしまった毒舌おばあちゃんが巻き起こす人生リセット劇を描いた韓国のヒット映画『怪しい彼女』を、『謝罪の王様』、『舞妓Haaaan!!!』のコメディ映画でヒットを連発してきた水田伸生監督がリメイク。戦中生まれの下町育ち、早くに夫を亡くし、女手ひとつで娘を育てあげた73歳の瀬山カツは自分の望むような人生を送ることができなかった。そんなカツが娘とケンカして家を飛び出し、たどり着いた写真館で急に20歳の姿に戻っていた。かつての美しい姿を取り戻したカツは、髪型や洋服、さらに名前も節子に変え、新しい人生、二度目の青春をスタートさせる。やがて商店街ののど自慢大会に出場し、昭和歌謡曲を熱唱して会場中を魅了した彼女に夢見ていた歌手になるチャンスが舞い込む。
蜜のあわれ
(105min)
監督:石井岳龍
出演:二階堂ふみ、大杉漣、真木よう子、韓英恵 ほか
詩や俳句、随筆など様々なジャンルの作品を残した作家・室生犀星が1959年に発表した会話のみで構成されたシュルレアリスム小説の古典を、『生きてるものはいないのか』、『シャニダールの花』の石井岳龍監督のメガホンにより映画化。自分のことを「あたい」と呼ぶ愛くるしい赤子と、彼女から「おじさま」と呼ばれる老作家の二人は仲睦まじく暮らしていた。赤子はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚と姿を変えるが、普通の人間には彼女の正体はまったくわからない。そんな中、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った過去の女が幽霊となって現れた。3人の行方が気になる、艶やかで濃密な恋の物語。
はなちゃんのみそ汁
(118min)
監督:阿久根知昭
出演:広末涼子、滝藤賢一、一青窈、紺野まひる ほか
家族の日々を綴ったブログ『早寝早起き玄米生活』を基にしたエッセイ『はなちゃんのみそ汁』は日本中で大きな話題を呼び、関連書籍やテレビドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こし映画化された。慎吾は乳がんを宣告され、怯える千恵を支える決意をし、二人は結婚。抗がん剤治療の影響で卵巣機能が低下しているある時、出産はがん再発のリスクが高まると告げられたが、千恵は命を懸けて産むことを決意し、はなを無事出産。家族三人、幸せな生活が訪れた矢先、千恵を再び病魔が襲い、余命があとわずかだと判明。私がいなくなってもはなが暮らしていけるように、と千恵は鰹節を削って作るところから始めるみそ汁など料理や家事の大切さを教え始める。彼女達の美味しくてあったかい、かけがえのない日々が続いていく。
上記4作品以外の上映作品ラインナップ(全作品英語字幕付き)
JCCC会員 $10(5枚パス:$40 10枚パス:$80)
一般 $12(5枚パス:$45 10枚パス:$90)
※5枚パス(限定150)には$31相当、10枚パス(限定50)には$105相当の資生堂ビューティーキット付き。
チケット購入・問い合わせ先:JCCCレセプション、ウェブサイト【torontojff.com】、電話(416) 441-2345 ext.222