新たな日本ラーメンとの出会い!故郷を思い出す味|#編集部ブログ
トロントで、またもや新たな日本ラーメンと出会ってしまいました。三草亭ラーメン、山頭火、KINTONラーメンなどなど…。どのお店もその店ならではの味がおいしく、定期的に食べたくなる味がたまりません。今回新たに挑戦したのが、ずっと気になっていた「味仙ラーメン」です。
ノースヨークやエグリントンに行くたびに気になっていたラーメン店。中国風の見た目をした可愛らしい女の子のイラストが印象的で、機会があったら行ってみたいなと思い続けて2年。ついに足を運ぶ時が来ました。キャラクターから想像するに中華そば系のラーメン屋さんかと思いきや、実は熊本県を発祥の地とする完全なる日本のラーメン店でした。
メニューを見ても、やはり九州・熊本県から始まったということで全てのラーメンが豚骨ベースのようです。豚から牛、ビーガンメニューまで種類が豊富でどれもおいしそうです。その他にも餃子や揚げ出し豆腐などのつまみになりそうなメニューもあれば、牛丼やチキン照り焼き丼といった丼メニューまで充実しています。メニューが多く、しかも全部写真付きで載せられているとあっては全てがおいしく見えてしまいます。悩むこと10分。オリジナル…ではなく、味仙スパイシーを注文することにしました。今日は辛いスープが飲みたい気分だったのです。
スパイシーラーメンは結構辛いと店員さんに言われてちょっと構えてしまった私でしたが、辛い豚肉をスープとは別に持ってきてくださるとのことで、少し一安心。いざ実食ということで、まずは辛くないスープを一口。やはり豚骨ということで、昔懐かしの心が安心するような味が口の中に広がりました。おいしい。故郷・宮崎を思い出すようなまろやかで飲みやすいスープに感動を覚えながら、麺をすすります。やはり細麺は豚骨スープに合い、一度食べ始めたら止まりません。チャーシューも完璧です。柔らかさとジューシーさが混合しているような肉は、これだけでご飯何杯もいけるほどのおいしさでした。
少しビクビクしながら別にしていただいた辛い肉をスープに混ぜ合わせてみたのですが、確かにピリッとするものの病みつきになるちょうど良い辛さになったように思います。普段韓国料理に慣れているからかもしれませんが、舌に刺激を与えてくれる辛さと豚骨スープが最高に良い組み合わせで、このラーメン、おいしすぎるぞ?!と1人で興奮しながらペロリと平らげました。
ラーメンが大好きな人間としては、また新たなラーメンベスト店を見つけてしまったような気がして、トロントに住む楽しみが1つ増えたような気分です。しかも故郷を思い出させる味とあっては、通わずにはいられません。きっと頻繁に通うこと間違いなしです!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。