アンチエイジング | オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第55回】
ではなく、なぜ「年とったな〜」と思ってしまうのかを考えます。
まず、一番多く見られるのは昔に比べて身体の動きが悪くなってきた時です。機械のように長年使っていると潤滑油が無くなったり部品が摩耗したりして壊れてしまうイメージとオーバーラップさせて、自分の頭の中で勝手に納得してしまう=しょうがないことと諦めてしまうというルーティンを辿り、改善の機会を完全に失ってしまうケースを多く目にします。
人間の身体の仕組みはとても優れていて、何重にも身体を守るプロテクションがあるので、特別な疾患があるケースを除けば、回復の見込みなしと勝手に自分で思い込んでいる症状も回復する可能性があります。
例えば、12歳の時に足首を捻挫してから30年間ずっと足首が気になり、もう諦めているケース。違う言い方をすると、「違和感はあるけど30年間やってこれた」ということも言えます。つまり致命的なダメージはない可能性が高いのです。
この場合、問題点がどこにあるかというと、怪我をした際に痛みのコントロールだけ行い、ダメージを受けた部分を完全に回復していないことにあります。
痛みが和らいでしまうと、そこでトリートメントが終了してしまうケースが多いのですが、実は痛みの有無よりもダメージを受けた箇所を十分に回復させること、怪我の原因となる箇所の改善することの方が大切です。なぜかと言うと、原因を改善しなければ同じ問題が繰り返されることになるからです。
深刻な関節の問題は、このケースの様に完全に回復させなかったことにより、関節動作のバランスを欠いたり、関節に負担をかけて数年かけて起こってくるケースが多いのです。
怪我をしていなくても身体の動きが悪い時は関節周りを触る、動かす、左右の動きを比較するなどして、身体に負担をかけている箇所を見極めて改善をするのが、昔の様なスムースな身体を復活させる私のオススメするアンチエイジングです。
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