これが欧米!愛を込めた花束を送る文化に感激|#編集部ブログ
先日ちょっとした用があってピアソン空港まで行った時のこと。友人が国内線でモントリオールから帰ってくるのでそのお出迎えに行ったのですが、そこでなんとも心温まる場面をいくつも目撃しました。
国際線の到着ロビーを通り過ぎようとした時のことでした。大勢の人たちがゲートから出てくる人を待っていたようですが、その中の何人かの男性がきれいな花束を手に今か今かとそわそわしながら待っている様子でした。テレビや動画などでは見たことがありましたが、本当に花束を持って空港で待ってくれる男性がいるなんて、と心が温かくなり、そしてそんな男性が自分を待ってくれているなんて女性たちもとても幸せだろうなとうらやましくなるほどです。
プライバシーのために写真は撮影できませんでしたが、そんな男性たちの姿を微笑ましく思いながら国際線のエリアを過ぎると、なんと花束が売ってあるコーナーを見かけました。なるほど、ここでも花束を購入して愛する人を待つことができるのかと、さすが欧米は違うなと感じたところです。
国内線では花束を持っている人を見かけなかったのですが、とある10代と思われるグループがとてもスイートな行動をしていたので気になってつい見てしまいました。本物の花ではなく造花のようなバラと少し大きめの紙を持った男の子が、国内線ゲートから女の子が出てくるないなや駆け寄ってその大きな紙を広げて話をしていました。女の子は驚いた顔をして、2人で笑い合いながらハグをしたのです。周りの友人らが騒ぎながら動画を撮っていたので、なんだろうと思いながら大きな紙に書いてある文字を見てみたところ、「プロムに一緒に行ってくれませんか?」と英語で書いてありました。高校を卒業する際の大きなイベントであるプロムに誘うなんて、なんてスイートなんでしょうか。そしてその願いが受け入れられた男の子と誘われた女の子の幸せそうな顔がとても可愛くて、若いっていいなぁと思ってしまいました。
海外あるあるなのかもしれませんが、こうやって思いを花束に乗せて愛する人に渡すという文化はとても素敵だと思います。空港で思わぬ胸が熱くなるようなシーンに出会い、こういった文化は大好きなだと思いました。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。