ジャスティン・ビーバー、マイケル・ブーブレ、アヴリル・ラヴィーン、セリーヌ・ディオンなどカナダを代表するアーティストが集結 | 新型コロナ・チャリティー
ジャスティン・ビーバーやマイケル・ブーブレ、アヴリル・ラヴィーン、セリーヌ・ディオンなどカナダを代表するアーティストが集結
Covid-19パンデミックを受けて、いま世界中で著名人から企業や団体、一般の人まで様々なチャリティー活動や医療活動の最前線にいる人へのドネーションや感謝の気持ちを表す行動が行われている。
先週末4月26日日曜日は、フードバンクカナダのチャリティーのためにカナダの放送局Insight Productions, Bell Media StudiosとCBC/Radio-Canadがコラボしたイベント「Stronger Together, Tous Ensemble」が放送され、音楽やテレビ、映画業界はじめ、スポーツや科学界などカナダの多岐にわたる業界から著名人が集結した。番組では、フードバンクカナダの募金活動に加え、音楽や心に響くストーリー、メッセージなどを通して、特に最前線でウイルスと戦う医療関係者へ敬意とエールも伝えられた。
また、その他にも医療従事者や高齢者、新型コロナウイルスから回復した人々も加わり、24を超えるテレビやラジオといった放送局が90分間コマーシャルなしの放送時間を寄付し、カナダ国民に向けてメッセージを発信した。
ミュージシャンのラインナップにはジャスティン・ビーバーやマイケル・ブーブレ、アヴリル・ラヴィーン、セリーヌ・ディオン、シャナイア・トゥエイン、ランディ・バックマンなど数々のカナダを代表する人気アーティストが含まれ、締めにはドレイクも登場。
それぞれパフォーマンスを披露したり中には楽曲の演奏ではなく医療従事者や人々に直接メッセージを届けるアーティストもいたが、中でもプログラム後半のシーンでたくさんのアーティストが共に披露したLean On Meは多くの人に心に残るパフォーマンスであった。
また、バンクーバー生まれ育ちの俳優ライアン・レイノルズやトロント生まれの俳優ウィル・アーネットと元妻エイミー・ポーラー、同じくカナダ人の俳優・コメディアンのマイク・マイヤーズに加えカナダを代表する生物学者・環境保護問題活動家のデヴィッド・スズキなども出演し、ロックダウン生活の中やカナダのあるあるをジョークにして笑いも含めながらカナダの強い団結力で一緒に乗り越えようという応援メッセージを届けた。
さらには、フィギアスケート選手のテッサ・ヴァーチュやテニスのビアンカ・アンドレースク、NBAラプターズの選手サージ・イバーカに加えNHLメープルリーフのモーガン・ライリーなどのアスリートも大幅なスケジュールの変更に対応しながら毎日の生活の様子を語りメンタルヘルスケアの面にも触れ視聴者へエールを送った。
医療従事者やボランティア活動で活躍する子供、食料寄付の主催者、他の歴史的なウイルスアウトブレイクを乗り越えた高齢者、新型コロナウイルスから回復した人々のストーリーも取り上げられ多くの人にインスピレーションを与えた。さらに番組では、ノバスコシア州で先々週末に起きた銃撃事件の被害者への追悼や州の人々へ応援を込めてパフォーマンスが行われる場面もあった。
パンデミックによって全ての人の生活がガラッと変わり不明確なことばかりで不安や恐怖感でいっぱいになったり暗いニュースが続く中、このようなプログラムを通して多くの人が少しでも元気付けられたり希望を持つことに繋がったのではないだろうか。
こちらのリンクからも動画で視聴可能
https://globalnews.ca/news/6870428/stronger-together-highlights-coronavirus-canada-tv-special/
本文=TORJA特派員 川田英奈