【3月25日Covid-19ハイライト】カナダ・新型コロナウイルスニュース


・オンタリオ州・ケベック州 “非必須”なビジネスの一時閉鎖を指令
国内の半分以上の人口を占めるオンタリオ州とケベック州は、火曜日の深夜までに現在“必須”とされないビジネスの閉鎖を指示。オンタリオ州は、現在のところ2週間を予定しているが状況次第で延長の可能性も示した。フォード州知事は、苦渋ではあるが正しい決断であり今軽率な対策を取っている場合ではないと主張した。ケベック州は4月13日までの3週間を予定。両州今必要不可欠とされるビジネスリストを本日更新し、主な医療サービスはもちろん、薬局やガソリンスタンド、銀行、ペット用も含めた食料品を扱うスーパー、お酒を販売するお店に加えテイクアウト・宅配サービスに限ったレストラン、報道機関などが両州に含まれた。しかし、このようなビジネスも開店時間の短縮や、早朝に高齢者用の時間を設けたりオンラインでオーダーしストアでピックアップするなどのような調整を行なっている。モントリオールやトロントのイートンセンターやダファリンモール、ヨークデールモールなど各地のショッピングセンターが一部のフードサービスや薬局などを除いて現在一時閉鎖している。
オンタリオ州“必須”ビジネスリスト:
ケベック州は“必須”ビジネスリスト
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・Choir! Choir! Choir! – SNSを使ったバーチャル・シング・アロング
トロント出身シンガーグループChoir! Choir! Choir! は、ソーシャル・ディスタンス対策が続く中Facebookのライブストリームを利用したバーチャル合唱を開催した。メンバーのゴールドマン氏とアディルマン氏は元々、誰もが一度は聞いたことがあったり心に残ったりするような人気の曲を共に歌うことで音楽を通じて普段孤独感を抱く人々に向けた居場所やポジティブな体験を共有したいという目的で9年前から始動。先週水曜初めて開催されたライブストリーム”Epic Social Distan-Sing-Along!”は、世界中から10万人以上の人が参加し大成功を収めた。その後の大反響もあり先週土曜には2回目のライブストリームを開催。今だからこそ皆が一つになって支え合える機会の大切さをメンバー二人は語った。次回のライブ合唱のスケジュールはChoir! Choir! Choir! Facebookページにて更新予定。
https://www.facebook.com/choirx3/

・ブリティッシュコロンビア州前代未聞にも3860以上のベッドを確保
ブリティッシュコロンビア州政府は、各地の病院で3860以上のベッドがCOVID-19感染者用に利用可能であることを発表。当州保健大臣ディックス氏と保健衛生官ヘンリー医師によると州が急を要さない随意に行われる手術のキャンセルを指示した後、病院は普段なら103%と手一杯のキャパシティで回っているところを現在約68%までに留まらせているという。さらに患者の退院はケーズバイケースでどのような自宅治療が可能かなど慎重に考慮されていることも説明。ディックス氏は、ウィルスによって医療機関がパンク状態になるのを最大限に避ける準備に徹底している姿勢をみせウィルスと戦う上で重要なステップであることを述べた。
https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/coronavirus-update-bc-what-you-need-to-know-march-25-1.5509090

・ブリティッシュコロンビア州 The COVID-19 Action Plan
連邦政府は今日、新しくCOVID-19によって失業した人や感染した、もしくは感染者の世話で働けない人、子供の世話で無給状態にある共働きの親、今回影響を受けたビジネスなどに向けた計1070億ドルに当たる緊急経済援助Canada Emergency Response Benefit (CERB)を発表した。一方でブリティッシュ・コロンビア州政府も同様に影響を受けた州の住民・ビジネスのために合計50億ドルにのぼる援助プランを公表。28億ドルに当たる個々への収入手当や税金控除、現在必須な医療サービスなどの提供に加え、22億がこれからのビジネス回復に向けて支援がされる。具体的には、例えば雇用保険または連邦政府によるCERBの支援受給可能な当州在住者に一回払い免税の千ドルの給与も予定されている。また、当州は在住者の健康と安全を一番に基本的な住居の立ち退きや家賃の引き上げの中断も指示。家賃の支払いに苦戦しているテナントには、州政府がBC Housingを通して直接大家に3ヶ月間毎月500ドルまでの支払いを提供する形で支援がされる。
https://news.gov.bc.ca/releases/2020PREM0013-000545
https://www.cbc.ca/news/canada/british-columbia/coronavirus-update-bc-what-you-need-to-know-march-25-1.5509090

・COVID-19対策 効果が見られるのはまだ先
カナダ全国でソーシャル・ディスタンス対策やビジネスの一時閉鎖が促されているが、各地でこのような対策の意味・効果は本当にあるのかといった懸念の声が上がっている。アルバータ州ディーナ保健衛生官長や専門家らは、今は我慢の時であると答えた。主にこれらの対策は感染者の急激な増加カーブを少しでも平らに伸ばすという目的だが、この結果が目に見えてくるにはまだ数週間を見据えている。さらにブリティッシュ・コロンビア州政府も同じく述べた上現在増加にあるのはこれらの対策が機能していないということではなく対策実施以前に伝染してきたものであることも説明。国内事例数の半分以上がコミュニティ内伝染であるといった見解が上がる中、州政府は医療機関が通常に機能するために感染を一気ではなく少しずつに留めたい、それにはやはり個々の責任あるソーシャル・ディスタンスが重要であると強く念を押した。大勢のグループではなく同世帯の中で、他の人とは距離を保ちながら新鮮な空気を吸ったり散歩などエキササイズをしたりなど健康維持の案も一連して勧めている。
https://www.cbc.ca/news/canada/calgary/alberta-covid-19-curve-blunted-bent-1.5508715

本文=シニアレポーター・川田英奈