【3月27日Covid-19ハイライト】カナダ・新型コロナウイルスニュース

オンタリオ州政府パンデミックに関連する商品の価格つり上げを強く批判

除菌シートで有名なLysol (ライソル)がオンタリオ州にて通常の5倍ほどの29.99ドルで販売されている写真がソーシャルメディアで出回った。これを受けてフォード州知事はこのような状況の中、それを悪く利用し利益を得ようとする者・ビジネスには絶対に容赦しないと強い憤りをあらわにした。

州政府はこのような現在高需要な商品の価格つり上げ行為に対して極めて多額の罰金で厳しく処罰するよう司法長官や法務長官と共に包括的な法案の作成を急ぎ、近日中に発表するという。

ブリティッシュ・コロンビア州、COVID-19の影響を最も受けやすい人のためのさらなる対策

まず、バンクーバー政府はホームレスの人たちの安全と健康を強化するためにダウンタウンに緊急対応センターを二箇所設置し一人一人の物理的な距離を置けるさらなる空間をつくることを発表した。

また、州政府は高齢者などウィルスの影響を最も受けうる人のサポートのためにボランティアを要請。例えば、高齢者などに食料品や薬などをスーパーからピックアップしたり食事を届けたりなどサポートできることは様々にある。

その結果、州政府によると一般保健ヘルプラインには昨日5070件にも及ぶ電話があったという。

薬物使用者への新サポートガイドライン

2016年に州で宣言されたオピオイド過剰摂取危機は今もなお続いている中、ブリティッシュコロンビア州は、ウィルスの影響を受けやすい人口の一つである薬物使用者へ安全な方法で安全な薬を届けるガイドラインを発表。この背景にはまず、北米国境閉鎖を受けて違法薬物の入手がさらに困難になることから中毒のある人が急で激しい禁断症状を起こす危険性がある。

さらにウィルスの蔓延で違法薬物が著しく粗悪化しさらに有害になることも明らかである。そこで政府は、オピオイド中毒者にはヒドロモルフィンと合剤、さらにお酒やマリファナも含んだ安全で規制された薬物代替をバーチャルの処方箋や自宅までの宅配を使って使用可能にする。

これらの費用は州のファーマケア(薬用の保険)でカバーされるが、これは万人に無料な訳ではなく今サポートを最も必要とする人を救う一つの手段であると州保健衛生官ヘンリー医師は述べた。

また、州政府はこれらの薬物代替は使用者を中毒に導くためではなく、禁断症状を和らげ生活を少しでも安定させることで健康を取り戻すことを目的としていることを改めて明確にした。自己隔離にある使用者には安全な薬ではあるが過剰摂取などを防ぐために2メートルの物理的な距離を保ちながらバディーを組むようにアドバイスしている。

緊急警報で自己隔離を警告

本日14時オンタリオ州住民は、最近州に帰宅した旅行者は買い物に行ったり家族や友人を訪ねたりせず自宅にとどまるよう警告された緊急警報をスマホやラジオ、テレビ番組などで受信した。

さらに全ての旅行者は、最低14日間自己隔離の実行が州の法律によって要求されていることも警告。州の厚生大臣エリオット氏によると州政府は出来る全ての手段を使って人々が今取るべきステップを発信するという。

最近は連邦政府も陸・空・海を通して国に帰宅した人々に14日間自己隔離を法律上で命じ、その違反の刑罰は3年の懲役か最高100万ドルの罰金とすることを発表した。

カナダの有名ホッケー用具・アパレルメーカーBauer(バウアー)が医療機関をサポート

ホッケーの防護用具やスポーツ着などで有名なカナダのアパレルメーカーBauerは、その技術を使って今度は現在前線でウィルスと戦う医者や看護師、ファーストレスポンダーなどのために顔全体を覆うことの出来る使い捨て保護バイザーをケベック州ブランヴィルとニューヨーク州リバプールの施設で生産開始する予定である。

プロダクトイノベーション本部長ブルジョア氏は、“ホッケーはチームが一番でコミュニティの繋がり・結束を大切にするスポーツで、このような困難な時にも同様にそんな姿勢が非常に重要であり貴社得意の防護用具で何か出来ることを”と今回の製品のインスピレーションを語った。

一日2000個の生産を目指し、さらに消毒後再度利用可能なバイザーや新しい種類の医療防護具も開発中だ。このプロジェクトで会社側が利益を出すことは予想しておらずそれがゴールでもないという。ブルジョア氏は、ケベック州で必須とされないビジネスの閉鎖が命じられたが、必須製品の生産で労働者も時間を有効活用できると述べた。

まずはカナダの医療機関労働者のために、そしてアメリカの同分野労働者用にも今後生産を行っていく予定である。

本文=TORJA特派員 川田英奈