【3月24日Covid-19ハイライト】カナダ・新型コロナウイルスニュース

●連邦・州政府、法的措置の試行も検討

全国でソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)対策が続く一方で、春の訪れに特にブリティッシュ・コロンビア州のビーチや公園、ハイキングコースには先週末大勢の人が集まる姿が目立った。

これを受けてトルドー首相は”Enough is enough” (いい加減にしよう)、そうでなければ法的措置の試行もあると強く呼びかけた。昨日バンクーバー政府は、州・自治体の非常事態宣言を通して決定した新しい規定に従わないビジネスに最高5万ドル、個人に千ドルまでの罰金を課す発議を満場一致で承認した。

●トロント、新しく9つの避難所の設置を発表

全国で大きく懸念されているホームレス人口のためのCOVID-19対策としてトロント保健局のクレッシー長議員は、350以上用のスペースを含んだ9つの避難所を街の至る所に新しく設けることを発表した。

この施設を通じてホームレスの人々のウィルス感染を元から防ぐことはもちろん、カナダ初の場所としてすでに感染しているホームレスの人のための隔離・回復に専念することを目指す。施設はレクリエーションセンターや自治体政府に引き取られたモーテルなどが含まれている。トロント政府は必要に合わせて10箇所目の開設も予定している。

【COVID-19確認事例数】

●ブリティッシュコロンビア州

ブリティッシュコロンビア州では最後に更新された21日から新しく48件を加えて、昨日合わせて472件が確認された。当州の全域に渡る保険医療当局で患者が確認されており、33名が入院、そのうち14名が集中治療室にて治療を受けている。

ウィルスの確認がされている内13名の死者が出ており、その10名がノースバンクーバーのLynn Valley高齢者ケアセンターでのアウトブレイクに関係している。現時点で100名が回復しており残りは自宅での隔離方法で療養している。

●アルバータ州

アルバータ州は昨日新しく42件を確認、合計301件となった。これは先週の木曜日の146件から4日間で倍以上も増えたことになる。現時点で1名の死者と3名の回復が確認された。主に感染の半分以上がカルガリーに集中している。当州はカナダで4番目に確認事例数が多い州となった。

●ケベック州

ケベック州は本日、新しく385件を加えて全部で1013件を発表。他州同様、当州も経済的一時閉鎖を余儀無くされてきたが、さらに本日の深夜までにスーパーや薬局、ガソリンスタンドなど生活に不可欠とされるサービス以外の全ビジネスの一時閉鎖を指示した。入院している67名の内31名が集中治療にかかっている。4名の死者と1名の回復が確認されている。

当州は国内で最も事例数が多く、昨日から急な事例数増加を見せたがその背景にはまず、春休みが他州に比べて早くにあったことから旅行から帰宅する人口の増加が比較的早かったことがある。現に旅行関連の感染者が殆どではあったが、最近ではコミュニティ内での感染も増えてきている。

さらに当州は、他州と異なり事例数の中に見込みのある件も入れることを決定したためこのような大きい数字が出ている。ルゴー州知事や学者らは見込み件数は確定されることが殆どでこの測り方はウィルスが蔓延している現実をより正確に映しておりウィルスと戦う上で大切なステップだという。

●オンタリオ州

今朝オンタリオ州は新しく85件を確認、全部で588件となった。7名の死者と8名の回復者が確認され、39名が入院中、そのうち12名が集中治療にかかっている。

一方で医師や専門家からは特に州の感染テスト制度の不備などが起因して本当に正しい確認事例数が出ておらず必要不可欠に少なく見積もってしまっているのではといった懸念の声も上がっている。

本文=TORJA特派員 川田英奈