カナダの国民的コーヒーチェーン「ティム・ホートンズ」が店内での飲食再開の準備を発表



ティムビッツなどで知られるカナダの人気コーヒー・ドーナツチェーンのティム・ホートンズ(Tim Hortons)は、店内での飲食を再開するための運営上の準備はできあがってきており、あとは各地方自治体と協力しながら利用者の店内使用が安全とみなされるのを待つのみだと発表した。

パンデミックを経ての営業再開は、以前までの店内体験とは異なる

ティム・ホートンズを運営する「Restaurant Brands International (RBI)」の最高経営責任者フルトン氏は、利用者が店内で食事をする際、各テーブル間のスペースの確保や頻繁な清掃が通常になると述べた。

また、多くの人の手が触れるトレーを回収する場所はなくし、従業員と店内利用者の距離を隔てるためのバリアも設置されるという。さらにRBIが運営する「バーガーキング(Burger King)」や「ポパイズ(Popeyes)」などのファストフードフード店も含めてこれらの準備を進めており、営業の再開には過剰と言われるほどの安全対策を試みるという。

マスクは基本ユニーフォーム

この対策には従業員の安全対策も含まれており、自らのシフトの開始時に熱を計測したり、シフト中はマスクや衛生用手袋も必ず装着するようルールが設けられる。マスクの着用はパンデミックが収まった後もRBIが運営する全レストランの従業員の基本ユニフォームとして適用される可能性が高いという。また、手指消毒用のハンドサニタイザーを全利用者が使えるようにし、毎使用後テーブルと椅子は消毒される。どのテーブルが使用可能かそうでないかなどのサインも置かれるようになる。北米のファストフード店でよく見かけられる炭酸ドリンクなどの飲み物をセルフでできる自動飲料機器の使用は取り止められるが、トイレは利用可能となる。

フルトンCEOは、いまもドライブスルーやテイクアウトを通してお店を愛用してくれているお客をはじめとして、多くの人がまた安心して週末などに店内でコーヒーとドーナッツを味わいながら友人や家族との時間を楽しめるような環境を作りたいと語った。そのためにパンデミックの目まぐるしい変化の中、どのようにしたら店内での食事を安全に再開できるかの計画・準備に集中して努めてきたという。

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COVID-19パンデミックの影響で多くのレストラン同様、RBIの傘下の多くの従業員はシフト時間を削減したり、一時的に解雇されたりなど打撃を受けてきた。企業の売り上げは3月末から4月初旬で最高40%減少したという。また、RBIが所有する各レストランのロケーションのほとんどはフランチャイズによって経営され、RBIがそれぞれに転貸借する形になっている。今回のパンデミックで多くのビジネスが賃貸料の支払いに苦労している中、RBIは各フランチャイズの賃貸料支援も行なっている。