幅広くいろいろなものに興味を持ち、探求する好奇心を大切にし、向上心に繋げていきましょう!|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.90
日常生活編47:幅広くいろいろなものに興味を持ち、探求する好奇心を大切にし、向上心に繋げていきましょう!
私自身も子供の頃はかなり好奇心が強いタイプで、何かに興味を持つととことん探求しようと時間を忘れて没頭したりすることが多かったのを覚えています。大人になり仕事や日々の忙しさに追われていつの間にか子供の頃の「夢中になって興味を探求する」という感覚を失いつつあるのは事実で、昔は趣味も複数あったのに今では趣味と呼べるものが何も思いつかなくなってしまいました。それに対し3歳になった娘はちょうど言葉も一気に上達し物事の理解力もどんどんと高まっている真っ只中のステージになり、会話や言動も豊かになりました。毎日何かしら新しい事に興味を持ち、そして何かしら新しいことが出来るようになっていたりします。
先日の出来事なのですが、娘をいつものようにお風呂に入れていた時、突然娘がスペイン語で数字を数え始めたのです。これにはとてもびっくりしました。娘は現在まだ学校には通っていませんし、デイケアなどにも行っていません。常に私と一緒に生活していますし、周りにスペイン語を話す人がいる訳でもありません。普段の会話は英語がメインで、その次に日本語の環境がくるといった状況ですのでまさかスペイン語で数字を覚えるなんて夢にも思っていませんでした。どうやら娘は私が仕事中に彼女が自分でよく見ている子供用のテレビ番組やタブレットで遊べるゲームなどからいつの間にかスペイン語で数字を覚えたようなのです。確かに時々タブレットやテレビ番組で英語以外の言語が出てきてもとても興味深い様子で魅入っていたりすることがあります。彼女の中では知らない言語でも番組やゲームのストーリーが興味深かったのでじっくり観察しながら意味を理解しようと集中して観ていたらいつの間にかその言語の単語を覚えてしまったということのようなのです。つまりは必ずしも言語を学ぼうとして覚えたのではなく、内容に興味を持ったから見ていたら自然と言葉を覚えたのです。
これは英語を上達させたい留学生にとってもよいヒントになると思います。なぜそのスキルを身につけたいのかそもそものきっかけや興味ある事に対する好奇心や探求心を忘れずに学びにつなげる。言語も含め何か新しいスキルを身につけるために、そしてその向上心を保つためには、言語やスキルそのものよりもまずはそのキッカケとなるものへの興味と探求心を深めることが理解と上達への一番の近道なのだと言えそうですね。