【第23回】青紅葉(あおもみじ)を追いかけて初夏のカナダ を楽しもう|グレートレークスとブルーサークルの旅
ビクトリアデイも終わりいよいよ本格的な夏到来ですね。みなさん今年の夏休みの計画をそろそろ慌てて考えている頃ではないでしょうか。
カナダといえば秋の紅葉を楽しむメープル街道の名所としては、ケベック州のモントレンブランやモントリオール、ケベックシティ、オンタリオ州ならムスコーカ地方のアルゴンキン州立公園やナイアガラの滝などもありますが、個人的には春先から初夏にかけて木々が一気に芽吹くこの季節の力強く輝くグリーン色が秋にも負けず劣らずカナダを代表する素敵な季節だと思います。
今回は夏のオンタリオを楽しむ新しいキーワード「青紅葉(あおもみじ)」と青紅葉を楽しむルートついてご紹介いたします。
そもそも青紅葉(あおもみじ)とは?
春から初夏にかけて若葉からどんどん深みをます緑の若い楓のこと(参照:Japan Knowledge)とあり、まさにこれからの季節お楽しみいただける景色になると思います。
今回ご紹介するのは、トロントからオンタリオ湖を東に進み、Port Hope、Peterboroughを経由、その後7号線をたどりPerthを経由してオタワに抜けるルートと街の数々。
紅葉時期、メープル街道としてよく使われるのは、トロントからHwy401をそのままキングストン、モントリオールに抜けるルートですが、このルートは、裏メープル街道として知る人ぞ知る別ルートになっています。
ルート沿いの青紅葉を見ることができる街
Port Hope
19世紀初頭の古い街並みが残る街で、ダウンタウンをゆっくり散策するだけでも楽しめる素敵な街です。秋には鮭の遡上を見ることができますが、春先には卵から孵った鮭の稚魚が海を目指して川を降っていくそんな場所です。そしてもう一つの忘れてはいけない春のイベントが、レインボートラウト(虹鱒)たち。4月後半ごろからPortHope周辺のCorbett Damでは、卵を産みに川を登るレインボートラウトたちの力強いジャンプを見ることができます。
Peterborough
船のエレベーターリフトロックのある街で、高さ27mのリフトロックは、北米では一番の高さを誇ります。この街で1泊して名物のバタータルトやリフトロックを船で登るツアーに参加してみてください。このツアーのもう一つの醍醐味は、リフトロック前にある手動て開閉するロック20。パークレンジャーは手慣れた手付きでロックを開閉しますが、なかなか大変そうです。つい手を振り応援したくなりますよ。
また近くには、移転をしたカナディアンカヌーミュージアムがあり、2023年夏から秋にかけて再オープンします。古くから自然豊かなカナダを移動する手段として利用されてきたカヌーの歴史に直接触れる事のできる、展示品の数々は、バーチャルでも見ることができます。
Perth
オンタリオで最も可愛らしい街に選ばれたこともある街。運河沿いに広がる通路を歩きながらレストランのパティオでゆっくり過ごすのも良いでしょう。街のこれからの季節は、色とりどりの素敵な花も咲き乱れ、この小さな街を包みます。今回のルートの終着地の首都オタワまでは車で1時間ほど。ついつい長居をしたくなる街です。
今回は青紅葉を中心に、ご紹介致しましたがいかがでしたでしょうか。Instagramの@michitravel_channelでもカナダ・アメリカの素敵な魅力を発信中です。もしよろしかったら覗きに来てくださいね。
カナダスペシャリスト・グレートレイクスペシャリスト・トラベルアドバイザー
Google Local Guide Level 8 心に残る旅行手配をモットーに約20年にわたって旅行業界でツアー企画、法人出張、チャーター機の手配をしていました。インスタグラムmichitravel_channelでは、カナダ・アメリカ中西部の生活が楽しく充実したものになる旅情報を配信中。