I Love RYOJI #18
RYOJIファンがRYOJIの魅力やオススメを寄稿するコーナー
第18回目はRenさん
トロントを訪れて3週間、ちょうど地元が恋しくなってきたころ、友人から「RYOJIという沖縄居酒屋があるらしいから行ってみよう」と何ともうれしいお誘いが。どうやらRYOJIでは沖縄で定番のラーメンチェーン「通堂」のラーメンも取り扱っているとのこと。通い詰めた懐かしの味を楽しみにRYOJIを訪れた。
店内に入ってみると「めんそーれ」の文字が。この文字を見るのは沖縄の那覇空港以来でどこか安心感を覚える。ディスプレイされた泡盛やメニューのラインナップも沖縄を感じさせ、予想以上に落ち着いた空間で、静かに料理を楽しめる。
注文を聞きに来てくれたサーバーさんの沖縄訛りも更に雰囲気を良くしている。そんな中、まず私達が注文したのは生ガキ。理由はシンプルでさっぱりしたものが欲しかったから(笑)。盛り付けもとてもおしゃれで写真映えも◎。もちろんカキも新鮮で薬味、ビールと相性も抜群である。
ビールを飲み進めていると本日のお目当てであるラーメンが登場。一緒に来ていた友人も皆沖縄出身でこのラーメンには中学生、高校生の頃からお世話になっている、いわば青春の味である。待望のラーメンは沖縄で食べていた味と全く同じ。沖縄から飛行機で16時間もかけてきたトロントで地元の味を味わうことができるとは思いもしなかった。改めてRYOJI、そしてここトロントで沖縄居酒屋を開店してくれた上地オーナーに感謝である。
そして、盛り上がる私たちの沖縄訛りが聞こえたのか店員さんが話しかけてくれた。沖縄トークで盛り上がる。このように料理はもちろんのこと、フレンドリーな雰囲気で店員と客との距離がいい意味で近い、馴染みやすさもRYOJIの魅力の一つであるように感じた。そうしているうちに注文していたデザートが運ばれてきた。注文したのはクリームブリュレ。表面が焦がされていてカラメルの香りが非常に良い。そして、クリーミーなブリュレの中にはクルミが入っており食感も良くすぐに完食してしまった。
そしてお楽しみで最後まで残しておいたちんすこう。正直一つでは物足りない。ちんすこうとしてメニューに入れてほしいくらいである(笑)。数時間の滞在ではあったが料理、雰囲気、働くスタッフの方々どれをとっても素晴らしく、次回は友人を誘ってくることを決めて店を後にした。それ以降私は友達に沖縄の味を楽しんでほしく、毎度オススメして一緒に食事にきている。
RYOJIはうちなーんちゅ(沖縄県民)にとっての憩いの場であり、またそうでない人にとっては沖縄を知るきっかけを作ってくれる非常に大切なお店であると感じた。