博多一幸舎がトロント2号店となる「鶏」ラーメン 専門店をオープン!【インタビュー】 本物の味を博多から世界へ。

シンガポールとトロントで本物にこだわりぬいたラーメンを作り続けるオーナーシェフ・泉一弘さん

シンガポールとトロントで本物にこだわりぬいたラーメンを作り続けるオーナーシェフ・泉一弘さん

 昨年3月にオープンして以来、行列ができる「豚骨」ラーメン専門店として知られる博多一幸舎。同店はグループで現在日本に17店舗、海外で48店舗を展開する博多ラーメン専門店だ。創業間もない頃に入社し、現在ではシンガポールそしてトロントの店舗のオーナーシェフを務める泉さんに鶏専門店となる2号店について話を伺った。

“ホンモノを味わってほしい”

もうすぐ一周年ですね。
トロントを視察した際の当時の印象を教えてください。

 当時トロントはラーメンブームだったのですが、カナダ人を意識した現地の方々が好むようなテイストのラーメンが多かったと記憶していてます。私自身、小さな頃から博多ラーメンを食べて育ち、博多の歴史や文化の中で育った人間が、作る本物のラーメンを食べてほしいという気持ちを抱きました。

“ひとつに専念して作る”

泉さんのこだわりとは・・・

 「専門店」ということにこだわっています。メニューも増やしていませんし、逆に増やさないことを戦略としてやっています。絞っていかにその価値を上げるか、「専門店」にすることでスープ一つとっても味に集中できます。

 またスタッフ教育・人材育成にも力を入れてやってきました。お辞儀の仕方などから徹底していますし、来店いただく方に日本を感じて欲しいと思っています。日本の方であれば日本にあるようなお店だと思っていただき、カナダの方であれば日本に観光に行ったような雰囲気・店舗を感じてもらえるように心がけています。味とともに接客も日本と同じだね、博多と同じだねと言われるのが一番の褒め言葉です。

 些細なことですが、例えば高菜や紅生姜を置いて自由に食べてもらえるようにしました。こういうものも博多の文化、良さなんですよ。そういうこともどんどん伝えていけたらいいですね。

“一幸舎グループの「鶏」ブランド”

2号店目は豚骨専門店の隣で「鶏」ブランドで勝負ですね。

 まず「鶏」ラーメンを求める方が大変多かったということと、店舗を探している中で一号店の隣が空くということになり、多人種が暮らすトロントで宗教やアレルギーなどのことも考えて、一幸舎の「鶏」ブランドで勝負しようということになりました。

鶏専門店の特徴を教えてください。

 メニュー構成は全く一緒で、スープが豚から鶏に変わったということです。餃子も鶏の餃子になります。スープは麺に絡まる系の鶏白湯とあっさり昔ながらの鶏清湯の二種です。大量の鶏ガラを使用し、火力やスープの水位と濃度を調整しながら、鶏本来の旨味、甘みを最大限に引き出しています。鶏は変化が激しいので火の調整や水加減など常に見て気を遣い、毎日取り切ってフレッシュさを大切に心がけます。

 麺は中力粉をベースに18番の1.7mm中細平打ち麺に仕上げ、滑らかさともっちり感を出し、スープに絡まるオリジナル麺を提供します。また、固さは「バリカタ・カタ・ふつう・やわ」から選べるようになっています。

“一幸舎が大好き。一幸舎のラーメンで世界一を目指したい”

是非多くの日本人の方や現地の方にも食べに来てもらいたいですね。

 ぜひ食べに来て欲しいですね。味や接客などあそこは海外でもすごいと感じて欲しいです。やっぱり日本の方にも認められたいじゃないですか。なので、日本の方にも食べてもらって、「あそこは本物だよ、行って良かった」と思ってもらえれば、現地の方々やまだラーメンを食べたことがない人にも自然と広がっていくのかなと。そうやって皆さんに選ばれたら一番うれしいですね。

泉さんにとってラーメンとは?

 幸せを与える物ですね。高校時代から将来は起業しようと決め、「」で独立しようと考えていました。福岡のラーメンを食べ歩き、一幸舎のラーメンと巡り会い、この味を自分のものにして勝負しようと扉をたたきました。もちろん今でも博多一幸舎を愛していて、多くの人にこのラーメンを味わってもらいたいと思っています。

 お客さんがラーメンを食べて美味しいと笑顔になった時は、本当に嬉しいです。私のラーメンで仕事を頑張れたり、接客で元気になって貰えたらいいなと思っています。