Study Permit / Work Permitに関する最新ニュース|カナダで永住権! トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報
発表内容
【Study Permit】
- 2025年度の発行数上限は437,000件とする。
➡ の数字は2024年の485,000件に比べて10%減少。 - Master’s或いはDoctor’s(Ph.D)プログラムを履修する場合、Study Permitを申請する際にProvincial Attestation Letterが必須となる。
➡ 今春Study Permitに関する申請条件が改訂された際、これらのプログラムはProvincial Attestation Letterの提出義務から免除されていた。
【Work Permit】
- Post-Graduation Work Permit(PGWP)申請希望者は、2024年11月1日申請分より、言語テストの結果提出が必須となる。University卒業生はCLB 7レベル、College卒業生はCLB 5レベルを満たす結果をIRCCに示さなければならない。
➡ これまでPGWP申請において、言語能力の証明は不要であった。 - Collegeを卒業した者は、政府が「長期的需要がある」という職種に関連するプログラムを卒業した場合に限り、最大で3年間のPGWPを申請することが認められる。
➡ これまでPGWP申請において、履修したプログラムが特定されることは無かった。 - 配偶者がMaster’s或いはPh.Dプログラムを履修している場合、Spousal Open Work Permit(SOWP)を申請することは引き続き可能だが、プログラムの期間が16ヶ月以上でなければならない。
➡ 今春SOWPに関する申請条件が改訂された際、Master’s或いはPh.Dプログラムの履修期間は特定されていなかった。 - COVID-19 Pandemicの最中に発足した、「Visitorステータスでカナダに滞在している者は、カナダ国内にてWork Permit申請が可能」という一時的なルールが終了した。従って今後カナダでVisitorとしてカナダに滞在している者でWork Permitを申請したい場合、カナダ国外申請を行うことが必須となる。
- 有効な(LMIAに紐付いた)Work Permit保持者、或いはOpen Work Permit保持者でスキルを要する仕事にて就労している配偶者がいる場合で、Spousal Open Work Permitを申請したい場合、政府が需要があると認めた職種にて、Management或いはProfessionalレベルで就労している場合のみ、申請が可能となる。この変更は本年末から適応予定。
- 「Innovation Stream」というプログラムの一環として、カナダ政府がもっとも急速に成長しており、短期就労者の労働が必須であると認めた、カナダの8つのテクノロジー関連の会社からTeer 3以上のJob Offerを得ている場合に限り、Labour-Market Impact Assessment免除でWork Permitを発行することを認める。
背景
カナダは、長い歴史の中で経済を支えて国を豊かにするために、世界中から移住者を誇りを持って受け入れてきました。労働力不足やパンデミックの余波に対応するために、連邦政府はビジネスの急速なニーズに応え、経済回復を支援する措置を講じました。ただここ数年における住居不足の危機的状況、医療機関の混雑、物価高など、総合的に見てカナダ国内では「Liberal政権になってから、移民者を受け入れすぎたため、カナダ人の基本的な権利(雇用・医療・居住・食)が失われてしまった」と日に日にネガティブな世論が浮き彫りになってきています。
IRCCは「2026年までに、カナダ総人口の6.5%から5%へと短期滞在者数を減少させる」ことを今年初めに発表しました。この目標を達成するため、連邦政府は短期滞在者の増加を抑え、システムを悪用する雇用主に対して更に厳しい責任を追及し、罰を与える措置を講じています。Study Permitプログラムに関する様々な法律の改訂や、短期労働者のWork Permit申請条件の厳格化、雇用主のコンプライアンスの強化、労働市場への影響評価の厳格化などを通じて、詐欺の防止に努めています。
IRCCの大臣であるマーク・ミラー氏は、「現実として、カナダに来たいと願っている世界中全ての人々がカナダに来られるという訳ではありません。それはカナダに移民したいと願っている世界中全ての人々が移民できないのと同じことです。我々は、常に変化している国の状況に対応するため、短期滞在者向けのプログラムを強化して、より包括的な移民計画を展開しようとしています」と述べました。
またカナダの労働局大臣であるランディ・ボワソノー氏は、「短期労働者プログラムは、カナダ人が対応することができない、労働市場の不足を解消するために発足されたのです。しかしながら現在は、沢山のカナダ人が、不足している市場を埋める役割を担うことができると認識しています。従ってWork Permit申請条件のルールに関する変更は、カナダ人労働者の就職を優先することを意味します。そしてカナダ人が短期労働者のプログラムはカナダ経済の需要に応えている、と信頼してもらえるように目指しているのです。」
最後に
厳しい変更内容が次々に発表されており、カナダで就学・就労・個人移民申請をするというルートが大変困難になってきました。経済が回復し、情勢が落ち着くまでは様子を見るという方も沢山いるのではないかと思います。正しい情報を把握していくことが大切ですので十分にご注意下さい。
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