リモートワーク|カナダで永住権! トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報
3月中旬頃からCOVID-19の影響が出始め、自宅から仕事をする人たちが圧倒的に増えました。私もその一人です。
今まではオフィスにお越し頂いてお客様と対面でお話を伺っていましたが、(あたかも今までずっとそうであったかのように)ビデオ通話でのコンサルテーションに100%シフトしてしまいました。また二人のアシスタントとのコミュニケーションもメールで済ませ、月毎のミーティングのみビデオ通話、という流れに変更しました。
今月はリモートワークのメリット・デメリットについて私が実際に感じたことをお話致します。
以前から
COVID-19の影響が出る前から、遠方にお住まいのお客様とはビデオ通話をさせて頂いていました。割合としては、全体の4割程度でしょうか。私は声が大きく、身振り手振りも大きい方なので特に問題なくお客様とお話をすることができていました。またしっかりと締め切ったオフィスの部屋でお話していましたので、まるで実際に目の前にいらっしゃるような感覚に陥ることもありました。
日々の書類関連の仕事に関しては、週あたり最低でも3~4日はオフィスでアシスタントと作業し(この間コンサルテーションもオフィスで行い)、1日はアシスタントをホームオフィスに呼んで黙々と書類作業をする、というスタイルが出来上がっていました。自宅勤務の日がもともとあったからこそ、完全なリモートワークに移行し易かったのかもしれません。
完全に遠隔で仕事をしてみて感じたメリット
一言で言えば、「効率的に仕事ができるようになった」ということでしょうか。
オフィスへ行かなくて良い分、朝の身支度が楽になりましたし、朝・夕の渋滞の中運転する必要もなくなり、娘のお弁当を作って学校にさえ送り届ければ(徒歩10分)、その後はとにかく自由。コーヒーをいれて、アシスタントと連絡をとって黙々と書類作業をしつつ、その合間にビデオ通話でコンサルテーションをしています。自宅で仕事をしている分、一旦仕事を保留にした時でもすぐに作業に戻りやすいと感じています。
夫もリモートワークなので、お互いにお互いのミーティング(私はコンサルテーションですが)の時は別の部屋に移動するというルールを守りつつ、ホームオフィスで並んで仕事をしています。始めた当初は一緒の空間で仕事をしていることに少し違和感を覚えましたが、その生活も段々と慣れていきました。今では「出勤しないこと」が普通になっています。
お客様とのコンサルテーションですが、皆さんとてもリラックスしている様です。オフィスでかしこまってお会いするよりも、ビデオ通話の方がお互いに本音でお話し易いと(私は)感じています。特に3月以降パンデミックで大変な時期が続いているということが前提にあるので、色々と大変だよね、という一体感を覚えながらお話できて良かったと思います。
また不思議なのですが、オフィスでご予約を承っていた頃には遅刻されるお客様が多かったのですが、ビデオ通話に完全に切り替わってからは不思議と皆さんが時間通りにパソコンの前でスタンバイされていらっしゃるので、本当に助かっています。
デメリット
オフィスに行かない、ということがデメリットと感じることももちろんあります。特に年配のお客様でパソコン操作が苦手とおっしゃる方とはメールでのやり取りもできませんし、書類のご提出も郵便をご希望されるので、オフィスに書類を取りに行き、内容を確認してから再度お電話する、という手間が発生します。
「パソコン操作ができる息子に全てメールをして指示をして下さい」とご依頼頂いた年配のお客様がいらっしゃいましたが、最終的には息子さんの奥様のご意向もあり、3者間でスムーズにコミュニケーションが取れず、一旦保留にすることとしたケースもありました。
ご自宅で就労されている方はきっとこの半年間の間に色々な経験をされていることと思います。くれぐれも適度なお散歩などの日光浴は忘れずに、お気をつけてお過ごし下さい。