ジャコランタンづくり 去年よりも成長?!|#編集部ブログ
10月31日はみんな大好きハロウィンナイト。カナダでは1ヶ月以上も前から店頭でハロウィン関連グッズが並んだり、ジャコランタンがスーパーで大量に売られていたり、みんなが心待ちにしていた1年に一度の日です。日本でも盛り上がるイベントに間違いはありませんが、より宗教的かつ文化的側面を持ったカナダのハロウィンの方が本格的で興味深いです。
もちろん多文化国家であるため、ハロウィンを祝うことのない家庭もあります。この家庭はハロウィンを楽しみにしている!とわかるのが、玄関口に飾られたおばけなどの装飾とジャコランタンです。私がお世話になっているホームステイ先では、毎年大きなジャコランタンを用意し、自分たちでカットしたオリジナルのジャコランタンを外に飾ります。昨年に引き続き、今年もジャコランタンづくりに参加させてもらいました。
スーパーで1つ4ドルだったという格安ジャコランタン。マーカーを使って、まずは顔を書いていきます。インターネットで気になるイラストを見つけたら、それを真似してなんとなく下書きを描きます。
ホストファミリーがにっこり笑ったものを作っていたので、私は悲しいような驚いたような顔のジャコランタンを作ることに。まず頭のヘタの部分を丸く切り、ジャコランタンの中身を綺麗にします。この作業が実は一番大変なパートかもしれません。大きなスプーンで大量の種と実をひたすら削る作業は、かなりの力を必要とします。ホストファミリーに手伝ってもらいながらようやくその工程を終えると、次がナイフで顔を作っていく作業です。下書きをしているので、シンプルにそれに合わせてカットするだけ。ジャコランタン自体が厚みのあるものなので、そこを切るのに力を入れないといけませんが、神経を研ぎ澄ましながら集中してカットすればあっという間に出来上がりです。
どうでしょうか。我ながら、なかなか上出来だと思います。ジャコランタンのなんとも言えない表用が個人的にはツボです。去年は笑顔のジャコランタンだったのですが、去年よりはナイフをうまく使いこなし、一人でカットできたのは成長だと思っています(下は去年のジャコランタン)。
できあがったジャコランタンの中にロウソクを入れて火を灯し、蓋(ヘタ)をしたら完璧なハロウィンナイトの始まりです。ホストファミリーのものと合わせて2体を玄関口に置き、あとは子どもたちが「トリックオアトリート!」とやってくるのを待つだけです。我が家だけではなく、あちこちの家庭でオレンジ色に光るジャコランタンが見られるのがカナダのハロウィンの素敵なところ。いろんな顔をした可愛らしいジャコランタンが、子どもたち、そして私たちを迎えてくれます。もうすでに、来年のジャコランタンはどんな顔にしようか考え中です。これから毎年の楽しみなイベントとして、ハロウィンを過ごしたいです。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。