日加首脳会談 | 令和6年6月14日
令和6年6月14日、G7首脳会合出席のためイタリア共和国のプーリアを訪問した岸田文雄内閣総理大臣は、ジャスティン・トルドー・カナダ首相と日加首脳会談を行いました。その概要をTORJAの読者の皆様へお伝えいたします。カナダ在住の皆様におかれましては、両国の友好関係が一層強化されていくよう、引き続きお力添えをお願い申し上げます。
日加首脳会談
冒頭、岸田総理大臣から、昨年11月以来の会談を嬉しく思う旨述べ、世界が直面する課題において、日加、G7で協力を進めるべく、トルドー首相と引き続き連携したい旨、また、EVフル・バリューチェーン構築に向けたカナダ政府による日本企業への支援検討への謝意及び引き続きの協力への期待を伝えつつ、多方面で二国間協力を進めるべく、引き続き連携したい旨述べました。トルドー首相からは、岸田総理大臣との再会を嬉しく思う旨、また、EVやLNGを含む二国間の経済面の連携やインド太平洋地域情勢への対応を含め、日加での協力を一層強化していきたい旨発言がありました。
続いて、岸田総理大臣は、カナダの防衛政策の改定におけるインド太平洋地域の平和と安定への恒常的な貢献の明記、瀬取り監視活動、違法漁業監視活動など法の支配の分野における日加協力の進展を歓迎しました。両首脳は、日加両国が連携して、引き続き、インド太平洋地域の平和と安定に貢献していくことを確認しました。
また、岸田総理大臣は、カナダがFMCTフレンズに参加したことに対して感謝を述べたほか、CPTPPについて戦略的観点も踏まえ引き続き緊密に連携したい旨、さらに、LNGカナダの生産開始に向けて、引き続きの協力を期待する旨述べました。
次いで、両首脳は、中国を含むインド太平洋情勢について意見交換を行い、核・ミサイル活動及び拉致問題を含む北朝鮮への対応において連携していくことについて意見を交わしました。また、岸田総理から、ウクライナ情勢について、対露制裁とウクライナ支援が重要であることを述べました。
最後に、来年はカナダがG7議長国であることを踏まえ、両首脳は引き続き連携していくことで一致しました。
日本国政府
(写真提供:内閣広報室)
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