JCCC 10月の映画鑑賞会 『マイスモールランド』 / 「アルゴリズム・オブ・イノセンス」展開催中!
場 所: 日系文化会館
チケット: JCCC会員 $8.85+HST($10)、一般$10.62+HST($12)
JCCC 10月の映画鑑賞会 『マイスモールランド』
17歳のサーリャは、生活していた地を逃れて来日した家族とともに、幼い頃から日本で育ったクルド人。現在は埼玉の高校に通い、親友と呼べる友達もいる。勉強もがんばっていて、大学推薦が十分に狙える成績だ。将来は小学校の先生になりたいという夢もある。
サーリャの母は数年前に亡くなり、今は父・マズルム、妹のアーリン、弟のロビンとの4人暮らし。日本語ができないクルド人の親戚や知人から頼まれて、彼らの生活に必要なことをサポートすることも、サーリャの役目である。
家ではクルド料理を食べ、食事の前にはクルド語の祈りを捧げる。「クルド人としての誇りを決して失わないように─ 」そんな父の強い願いに反して、子どもたちは、ごく一般的な日本の同世代の少年少女と同じように“日本人らしく”育っていた。
大学進学の資金を貯めるため、父に内緒で始めたバイト先で、サーリャは東京の高校に通う聡太と出会う。自転車で帰宅する道すがら、交流を深めていく2人。寄り道した河川敷で、サーリャは聡太に、初めて自分の生い立ちを打ち明ける。一緒に過ごし、語り合う時間を重ねるうちに、いつしか聡太はサーリャにとって大切な存在になっていく。
ある日、チョーラク一家は、出入国在留管理局から、難民申請が不認定となったことを言い渡される。在留資格を失い、“仮放免”という状態になったサーリャたちは、今後、許可なしでは居住区である埼玉県から出られなくなり、就労までも禁じられる。さらに追い打ちをかけるように、父・マズルムが入管の施設に収容され、サーリャが進学を目指していた大学の推薦も白紙になってしまう……。
監督・脚本: 川和田恵真
出演: 嵐莉菜 奥平大兼
アラシ・カーフィザデー / 藤井隆 池脇千鶴 / 平泉成
チケットはこちらから
https://jccc.on.ca/films/year-round-screenings/upcoming-screenings
「アルゴリズム・オブ・イノセンス」展開催中!
現在、JCCCアートギャラリーでは、アーティスト・Maari Sugawa氏の個展「アルゴリズム・オブ・イノセンス」を開催しております。
「女性が持っている力を再現し、そして女性が作り上げる未来を皆様に想像してほしいというのが、全ての作品を通して伝えたい想いです。暴力に耐えているというよりも、日本での自然災害や帝国主義時代の日本、そして現在の日本を生きぬいてきた女性達が作る未来を感じられるような展示になっています」(by Marri Sugawa)
本展は10月16日まで開催しております。詳細はJCCCウェブサイトでご確認ください。
JCCCアートギャラリー
https://jccc.on.ca/event/2022/08/algorithms-innocence
JCCCウェブサイト:https://jccc.on.ca/