日系サッカーチームJFTが今年も東日本大震災チャリティイベントを開催
トロントで活躍する日系サッカーチームのひとつ、JFT(Japanese Football Club of Toronto)が今年も東日本大震災へのチャリティイベントを開催する。
過去3年は“Kick it for Japan”という名のチャリティイベントをSoccerworld Docksで行った。トロント在住の日本人や日系カナダ人、日系レストランなどが出店するチャリティーバザーや、よさこい、和太鼓などの日本の伝統演舞、また子どもから大人までが参加するサッカーゲームやトーナメントを開催、日本人に限らず多くの来場者で賑わった。そして、東北サッカー協会を通して東北のサッカー少年や少女へ寄付金が届けられた。
FIFAワールドカップがブラジルで開催される本年は、今までと少し異なる形でチャリティイベントが開かれる。“Samurai Blue Project 2014”と題し、6月14日に行われる日本代表初戦となる対コートジボワール戦のパブリックビューイングをSoccerworld Docksで開催。トロント在住の日本人やサッカーが好きな人々が一丸となり日本代表を応援するビッグイベントだ。また同会場でKick it for Japan 4も同時に開催される。
今回JFT副代表の海上誠さんに今イベントの内容と、被災地への想いを伺った。
今イベントの内容をお聞かせ下さい。
今年は4年に一度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップが6月にブラジルにて開催されますが、JFTではトロントの日系コミュニティーサッカーチームとして日本代表応援イベント『Samurai Blue Project 2014』を開催致します。2010年のワールドカップに続き2回目となるこの応援イベントは、前回以上にパワフルな声援をブラジルに届けたいと思います。なお併せて東北サッカーファミリーを応援する東日本大震災チャリティーイベント Kick it for Japanも併せて開催致します。
被災地のサッカー少年少女たちへ力になるようKick it for Japanを3回開催されましたが、3度の開催を終えたお気持ち、ご感想は?
我々JFTの活動のスローガンは「ボールで繋がるひとつの和」です。サッカーが好きという事をもとに集まった我々が出来る事は常にサッカーと向き合っていく事だと思います。その中でここトロントから遠く離れたサッカーファミリーへ過去3回のイベントを通して我々の思いを届ける事が出来たのは非常に大きな価値があったと思います。
サッカーだけでなくスポーツには人と人とを繋ぎ、大きな感動を生み出す力があります。現地との具体的な交流にはまだ発展していませんが、僕らの活動を喜んでくれた参加者から声を掛けてもらったり、応援して頂ける事は非常に嬉しいです。
実は被災地出身の若者で、日本に居る時に我々のウェブサイトでチャリティーイベントの配信動画を観てカナダ行きを決め、現在JFTの大人チームの選手、またJFTサッカースクールのコーチとして活躍しているメンバーがいます。これは正に「ボールで繋がるひとつの和」を感じられた出来事で、とても嬉しく思っています。
今回は前回までとは異なる新しい形のイベントですが、今イベントではトロントから被災地へどのような思いを届けたいですか?
地震から3年が経ち、残念ながら記憶は年々薄れていくことは避けられないと思いますが、過去のイベントと規模は違えど、継続してトロントからサポートしたいという思いがあることを届けたいです。それをきっかけに海外に行きたいと思うサッカー選手が増えたり、いつか彼らと交流を持てるようになるいうのは想像するだけでわくわくします。そのために我々はサッカーを軸に様々な活動を続けていきたいと思います。
今後カナダ、トロントにいるわたしたちが被災地の方々へ復興支援としてできることはどんなことだと思いますか?
どんな小さな形でも継続して思い出す事ではないでしょうか。そのきっかけを我々JFTが作り、イベントに足を運んで頂いた人々へ思い出すきっかけが与えらたら嬉しいです。ここトロントから沢山の小さな思いを大きくして届けましょう。
Event Information
Samurai Blue Project 2014
日時: 2014年6月14日(土)
イベントスタート6:00 pm (試合開始 9:00pm)
開催場所: Soccerworld Docks(176 Cherry St.)
詳細は随時JFT ウェブサイト、facebookページで更新予定です!
http://www.jfttoronto.com
イベントボランティアスタッフも募集中! 下記連絡先までどうぞ。
info@jfttoronto.com