こんなに食べられる?!8人前のジャンボラーメン|#編集部ブログ
夏のカナダはキャンプに行く人であふれています。私のそのうちの1人です。7月末の金曜夜から2泊の予定で、オシャワ近くにあるキャンプ場に友人3人と行ってきました。
キャンプということもあり、ソーセージを串に刺して焼いて食べたり、韓国人の友人たちの勧めでサムギョプサルビビン麺をどうにか作って食べたりと、キャンプで火を起こす大変さを感じるからこそいつも以上においしく感じる食べ物を食べてばかりの3日間でした。キャンプ場には野生のウサギやリス、まさかのスカンクまで私たちの近くにやってきて、都会の生活では味わうことのない自然を満喫できたように思います。
さて、今回のキャンプで食べたものの中でとても印象に残っているのが、みんなで食べた肉や野菜よりもジャンボラーメンです。
キャンプ場で食べるものを買い出しに行った際、韓国スーパーで見つけた巨大なラーメン。8人前ということで、4人でキャンプに行った私たちは「ひとり2人前を食べないといけないけど、大丈夫かな…?」という不安はあったもののあまりの大きさにおもしろさを感じて、「食べてみよう!」と購入してみました。
食べるためには、8人前ということもあって火を起こしてから大量の水を沸かす必要があります。数リットルくらいの水を沸かす間、ジャンボラーメンの蓋を開けて中を見てみると、袋麺のラーメン1玉がきっちり8個入っているではないですか。韓国ラーメンなので辛い粉をふりかけなければなりませんが、その粉でさえ巨大です。思った以上に量がはんぱない気がしてきて、すでに4人で戦々恐々としていました。
そしてようやく沸騰したお湯をかけてラーメンを作る時間がやってきました。大量のお湯をかけて麺を軽くほぐし、数分待ちます。量が多いのでちゃんと麺がほぐれるか不安でしたが、蓋を開けて確認するとちゃんとした韓国ラーメンの出来上がりです!麺をほぐしスープとまぜながら、いざ実食。普通の韓国の辛いラーメンという味で、普通においしいです。4人ともお腹が空き過ぎていたこともあり、「意外に全部食べられる気がする!」と勢いづいてパクパク箸を進めました。しかし、やはりなんといっても8人前。食べても食べても量が減らない…。おいしいけれど、ちょっと味が飽きてきた…。しかしキャンプ場なので捨てるわけにもいかない…。4人とも口数が少なくなりながらも、キムチと一緒に食べるという味変作戦や、ちょっと休憩作戦、コーラを飲んで精神統一作戦などさまざまな方法で各々が頑張った結果、どうにか全部食べ終わりました…!
さすがに汁まで飲めるわけはなく、最後はゴミ箱に捨てることに。しかし麺は完食でき、4人とも鼻高々というか誇らしげな顔で食べ終えました。4人での挑戦は無理ではありませんが、飢餓状態というほどお腹が空いているとき、あるいは大食いのメンバーがいる時に食べるのが良いかも知れません。もしくはちゃんと8人で食べるのが一番だと思います。しかし、キャンプ場という非日常の中で非日常的な量のラーメンを食べた経験はとても良いものでした。今年の夏の大きな思い出の1つです!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。