携帯会社乗り換え、解約を先にするとトラブルに！？｜カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第11回】
カナダの携帯会社はいくつもありますが、しばらく同じキャリアを使っている方も、目的に応じてより自分のライフスタイルへ合ったものへ乗り換えするのもいいですね。しかし、手続きの順番を間違えるとトラブルになることがあるんです。今回は、スムーズに乗り換えを終了させるにはどうしたら良いのか見ていきましょう。
1. 同番号で携帯会社を変える条件とは？
番号をそのままで移行する場合、大前提ですが契約者名義が同一であることが必要となります。カナダは、ポートインセンターという会社間をまたぐ番号移行手続きについて管理している所があり、このセンターのOKが無ければ手続きできないということになります。例えば、携帯の名義が自分ではなく会社の名義になっている場合は、先ず自分の名義に変更もしくはその契約のオーザライズパーソンに名前を入れる手続きが必要です。
2. 手続きに必要なものとは？
名義が同一であることが確認できたら、次はアカウントナンバーです。アカウントナンバーは携帯電話番号と異なり、いわゆるお客様番号です。アカウントナンバーがわからない場合は、契約書の控えを見てみましょう。契約者情報の所にアカウントナンバーが書いてあるか、もしくはオンラインアカウントに入ると確認できる場合があります。
3. 順番に気をつけて！
同番号での移行手続きは、その電話番号が生きている（アクティブステイタス）であることが条件となります。もしも先に現在の携帯会社の契約を解約してしまうと、存在していない番号の移行となりますので手続き不可となります。また、カナダの携帯電話会社同士で番号移行をすると、新しい携帯会社に移った後、前に使っていた会社は自動的に解約になりますのでわざわざ手続きする必要はありません。
日本の“MNP（携帯番号ポータビリティ）”の様に、カナダは手続き時間も通常新規契約と変わらず可能です。準備さえしっかりしておけば、約20分で完了！各キャリアのプランなどじっくりスタッフに相談してみましょう。携帯代金がだいぶ節約できるかも知れません。
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けーたい屋 SAYAKA YU
日本ではドコモショップにて８年勤務、カナダでの携帯キャリアはFIDO、BELLを合わせ10年以上。わかりやすいご案内をモットーに、時代と共に変化する携帯事情を世界へ発信中。
