冬のカナダと言えば!オーロラ鑑賞で気をつけるべきエリアカバレージとは|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第45回】
データスピード技術の進化により、カナダ国内のエリアカバレージも急速に発展しています。各携帯キャリアはサービス提供地域ごとにそれぞれ異なる特徴を持っています。今回は日本とカナダ、そしてキャリアによるカバレージの違いについて注意点を交えてご案内致します。
1. 日本とカナダのエリアカバレージの違い
ご存じの通りカナダは広大な国土を有し、携帯キャリアは広範なエリアカバレージを提供することが求められています。対照的に、日本の地理的な範囲は狭く都市集中が進んでいるのでカバレージの拡充が比較的容易です。
カナダは国面積に対して人口が少ない事から、エリア拡大のためのタワーを建てた時の採算がアメリカに比べて取りにくいとも言われています。
2. 旅行前に!電波があるか事前確認
カナダは寒冷な気候や山岳地帯が広がるため、通信インフラの整備が困難な地域も存在します。氷点下の低温に耐える設備や、山々を越えるための通信回線の敷設が必要となり各キャリアによって旅行先で使えるキャリア、使えないキャリアが存在します。
オーロラ鑑賞で有名なイエローナイフやホワイトホースに関しては、現在公式にエリアカバレージがあるのはカナダ国内2社とその系列子会社になります。SNS投稿や現地でLIVE配信をしたい方も、そもそも自分の契約しているキャリアが現地でカバレージがあるか必ずチェックしましょう。
3. カバレージが無い場合の対応方法
エリアカバレージがあるキャリアのSIMプランを旅行用に契約したりなどで対応できます。また、プランによってはローミングをしてExtended Coverageを使う方法もあります。国内なのにローミング?と不思議に思う方もいるかも知れませんが、電波を他社からレンタルする形になるため、ある程度使うと利用制限がかかったり、使えなくなる事もあるためおすすめしません。
カナダの携帯キャリア選びは色々なシーンを想像して契約するのがおすすめです。都市型の場合はエリアが一部に限られていたり、利用制限や国内ローミング料金がかかったりと結局高くつく事も。けーたい屋で取り扱いのキャリアは人口カバレージ99%で国内最大となっています。ご旅行の予定がある方は、どの地域に行きたいのかスタッフまでお気軽にご相談下さい。
けーたい屋 SAYAKA YU
日本ではドコモショップにて8年勤務、カナダでの携帯キャリアはFIDO、BELLを合わせ10年以上。わかりやすいご案内をモットーに、時代と共に変化する携帯事情を世界へ発信中。ウェブサイト: ketaiya.com YouTube: Ketaiya Canadaけーたい屋チャンネル