スマホが水没した時の対処法! 現役キャリアショップ店員が伝授します|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第52回】
夏に多いご相談の一つに、スマホ水没があります。飲み物をうっかりこぼしてしまったなどの他にもこの時期はプールなどのレジャー先、日常生活では洗濯機やシャワーなど、生活に密着しているスマホは色んな危険にさらされているんです。今回はスマホが水没した時の対応方法を3つのテーマに分けて解説します。
1.電源は絶対に入れないで
先ず、絶対にNGなのが電源を入れることです。電源が入るのか確認したくなる気持ちはわかりますがグッとこらえて電源を切りましょう。電源が入っている状態で水が内部に入ると、ショートする危険性があります。水から素早く取り出した後に電源を切ったら、可能であればバッテリーやSIMカード、SDカードなど、取り外せるパーツをすべて外してください。水が内部に侵入するのを防ぎ、後で乾燥させる際に効果的です。
2. 完全に乾燥するまで待つ
次に、スマホの表面に付着した水分を柔らかい布やタオルで優しく拭き取ります。ドライヤーで無理に乾かすのは避けてください。高温でスマホを傷つけるリスクがあります。
後はスマホが完全に乾くのを待つだけです。この間も絶対に電源は入れないでください。乾燥させる時間が十分でないと、内部に残った水分が原因でスマホが故障する可能性があります。1週間ほどして完全に乾燥したら初めて電源を入れて動作確認をしてください。
3. スマホの防水は完全防水では無い
水没したスマホの電源が無事入り、また使える様になったとしても一度水没したスマホは基盤が錆びていずれ使えなくなる事が多いという事も覚えておきましょう。データが見られる間に必ずバックアップを取っておいて下さい。
クラウドに保存されていると思っていても、無料で使えるクラウドデータの容量は限りがあるためメモリが足りず写真がバックアップされていなかったケースもあるのでこの機会に見直してみてください。
けーたい屋では水没などの緊急時に一時的に使えるレンタルスマホサービスや防水機能のついたスマホも取り扱いしています。先日Samsungの新商品発表会にチームで行ってきましたが、Water Resistanceの機種もさらにパワーアップしているのでけーたい屋の動画にてぜひチェックを。水没した際は焦る気持ちが大きいですが、忍耐強く対応する事が大切です。適切ケアで被害を最小限に抑えましょう。
けーたい屋 SAYAKA YU
日本ではドコモショップにて8年勤務、カナダでの携帯キャリアはFIDO、BELLを合わせ10年以上。わかりやすいご案内をモットーに、時代と共に変化する携帯事情を世界へ発信中。ウェブサイト: ketaiya.com YouTube: Ketaiya Canadaけーたい屋チャンネル