PRESTOカードをDigital Walletにするメリットデメリット|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”【第53回】
TTC(Toronto Transit Commission)のPrestoカード、毎日使っているという方も多いかと思いますが今回はGoogle WalletやApple Walletに登録する際の注意点をまとめてご案内。メリットデメリットをしっかり知ってから登録する事でトラブルを防ぐ事が出来ます。
1.対応デバイスはバージョンをチェック
先ず最初に対応デバイスの準備が必要です。Apple WatchやApple Pay、Google Walletなどをセットアップしましょう。Apple Walletの場合はiOS バージョン 16.4以上、watchOS バージョン 9.4以上、Google Walletの場合はAndroid 7.0以降を搭載が必要です。
デバイスとリンクする前にPRESTOアカウントのセットアップも完了しておきましょう。
2. デバイスでの使用制限は1つまで!
PRESTOカードは一度に1つのデバイスにしか登録できない点を事前に知る事も大切です。例えばiPhoneとApple Watchに同時に使用することはできません。もしiPhoneで使用していたPRESTOカードをApple Watchに移行したい場合は、まずiPhoneから削除し、Apple Watchに再登録の流れになります。
3. タップ時のトラブルを防ぐために
PRESTOカードをApple Watchで使用する際は、ウォッチのバッテリーが十分にある事、そしてApple Payがアクティブになっていることを確認してからタップしてください。
Apple WalletにPRESTOカードとクレジットカードの両方が登録されている場合はエクスプレスモードを有効にするとPRESTO請求のデフォルトの支払い方法がPRESTO カードになります。Google Walletで PRESTOを使うには近距離無線通信(NFC)をオンにする必要がありますので事前に確認しておきましょう。
朝の通勤、通学時などTTCを使っている方は改札をスムーズに抜けられる事や、外出先でもリロードできる事もありDigital Walletを使う利点は多いです。しかしながら、一度PRESTOをデジタルで登録した場合は、物理的なPRESTOカードに戻る事が出来ません。登録前にどちらが自分のライフスタイルに合っているのか確認してからデジタル移行しましょう。
けーたい屋 SAYAKA YU
日本ではドコモショップにて8年勤務、カナダでの携帯キャリアはFIDO、BELLを合わせ10年以上。わかりやすいご案内をモットーに、時代と共に変化する携帯事情を世界へ発信中。ウェブサイト: ketaiya.com YouTube: Ketaiya Canadaけーたい屋チャンネル