【韓国旅行記】韓国の新しい観光地“日本村”を歩く|#編集部ブログ
日本への一時帰国を前に、せっかくだからと韓国旅行を挟んできました。これが7回目の訪韓。ほとんどの観光地を行きつくし今回はどこに行こうかと迷っていたところ、韓国人の友人が行きたい場所があるというので一緒に行くことに。その場所は“日本村”だというのです。ソウルから車で1時間半ほど北に走ったところ、京畿道の東豆川(トンドゥチョン)に「ニジモリスタジオ」という“日本村”があります。
江戸時代の雰囲気を醸し出した観光地は、実は映画やドラマ撮影セット場。入り口からちょうちんや古風な建物が観光客を迎え入れます。コロナ禍で日本旅行ができなかったこともあり、国内でも日本を楽しもうという流れから徐々に人気がでてきたのではないかと思われます。村に入ってすぐには、日本の陶磁器やお菓子、古風なレコードやカメラを売っているお店が並んでいました。本当に日本の商品が店に出ているので、まるで日本にあるお店に入ったかのような雰囲気です。
その他、日本の駄菓子を売っているお店、うどんや寿司など日本食が食べられる居酒屋風レストラン、浴衣やセーラー服に甲冑などさまざまなコスプと試着ができるコーナーなど、さまざまな点で日本を感じられる要素が村には集まっていました。1年4ヶ月ぶりに日本に帰るのを目前に、韓国の中で日本にいる気分を味わってしまってなんだか変な気分。しかし、故郷を感じられる雰囲気は、とても気持ちが良いものでした。奥まで進むと実際に宿泊もできる旅館がいくつもあり、ちょっとした坂道を上ると村を一望することができます。
正直、本物の昔の日本というよりも、『鬼滅の刃』などアニメの中に出てくる古い日本の街並みをセットとして作ったような村だなという感想を抱く旅館や建物ばかりが目に入りましたが、これはこれで新しい観光地として悪くないのかなとも思いました。少なくとも、一緒に行った友人やその場にいた韓国人観光客たちは楽しんでいたように見えました。ソウルから遠いのが難点ですが、海外で日本を感じるという面白い経験ができて大満足の1日となりました。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。