ついにスーパーにも酒が!新鮮な光景に驚き|#編集部ブログ
LCBOという政府管轄組織がお酒類の販売を全てになってきていたオンタリオ州。しかし最近、ついにスーパーマーケットやコンビニでも酒類の販売が始まったのです!
日本から来た人にとっては、どこでもお酒が置いてあるのが普通だと考えてしまうかもしれませんが、オンタリオ州は違います。LCBOやその他お酒専門店、もしくは一部スーパーの中にあるお酒専門エリアでしか購入することができませんでした。オンタリオ州でお酒を扱う仕事(例えばレストランのサーバー)をする際に必要となる「スマートサーブ」の勉強を以前したことがあったのですが、その際に細かくどこで何時から何時までお酒の販売が可能だということを覚えさせられたことを思い出します。お酒を頻繁に飲む人にとっては少し不便な環境だったとも言えるかもしれませんが、先日買い物をしにウォルマートに行った際、これまでになかったアルコール販売コーナーができているのを見かけて思わず「ついに!」と感激してしまいました。
LCBOがアルコール販売を独占し価格も操作できるということで非常に批判の声も多かったわけですが、最近ではオンタリオ州の酒販売数を伸ばすためにコンビニやスーパーにも販売ルートを拡大するという計画があったそうです。7月には従業員によるストライキも開かれ、LCBOが州内の酒販売のほぼ全てを担っているということがいかに不便かということが市民にも伝わったのではないかと思います。とはいえ、個人的にはお酒が飲めないので喜ばしいニュースとまではいきませんが、少しずつ変わっていく社会を見るのはおもしろいなと感じています。
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。