カナダのネギって太くないですか?|編集部ブログ
こんにちは。トロント在住主婦のY U K Aです。今回もスーパーで手に入る食材シリーズをお届けします。今回の食材は「カナダの長ネギ=リーキ」です。
「リーキ」という名前以外にも、「西洋ネギ」や「ポロねぎ」、フランス語では「ポワロー」と呼ばれます。
日本でよく見かける「長ネギ」はすごく万能な食材で、焼けば驚くほど甘くなるし、細かく刻めば料理の彩りアップや、ネギが主役のタレにもなるし、青い部分を魚や肉と一緒に煮込めば臭み消しになるし、とにかく冷蔵庫にあると何かと重宝します。そんな日本で見かけるような長ネギを求めてスーパーに行ったある日。
日本の「長ネギ」をイメージしていた私は、思わず野菜売り場の前でリーキを見つけた時に「太っ」とつぶやいてしまいました。「こんな太いの邪道や!」と謎の拒絶反応。
単純に「リーキ」という食材であることを知らず、私が無知だっただけなんですが・・・。
その後、しばらくしてやっぱりネギが欲しくなり、買ってみることにしました。
私の住んでいる近くのスーパーではリーキは2〜3本まとめて売られていることが多いので、「こんなに消費できるかな」と不安になりながら購入。
味はというと。葉の部分は日本の長ネギと異なり、葉自体が硬くてやや扁平状なためかやや食感が強いので、生で食べるのはあまり向いていないように感じました。
白い茎の部分というと、長ネギよりも苦味が少なくむしろ甘味が強いように感じました。焼くとねっとりとした食感に変わりさらに甘さが増えます。もう上品!
美味しいです! 邪道や!とか言ってごめんなさい、と思うほど、美味しいです。
消費できるか心配しましたが、そんな心配ご無用でした。
ということで、我が家で秒で無くなる“リーキの蒸し焼き”をご紹介します。
■材料
・リーキ 白い部分1〜2本 お好みで
・料理酒or白ワイン 大さじ1〜2
・付け合わせのマヨネーズ 好きなだけ
・一味 お好みで(あればぜひ!)
■作り方
①リーキの白い部分を2〜3cm程度の長さに輪切り
②熱したフライパンに重ならないように並べ、酒を入れたら弱火で蓋をして5分ほど蒸し焼きに。
③水分が飛んだら蓋を開け、表面に焼き色をつけて完成
ぜひ、マヨネーズに一味を混ぜて、ネギに付けながら召し上がってください。
お酒のおつまみにも合いますし、子供たちもネギの甘さと食感のとりこで、大人気の一品です。
写真は映えていませんが、味は美味しいのでぜひお試しください。
Y U K A
宮崎県出身。日本で約13年間理学療法士として働いた後、2020年に家族でトロントへ移住。二人の娘を育てるママライターです。趣味は料理とネットサーフィン。日本ではなかなか手に入らない食材の宝庫であるスーパーが大好きで、新しいものを見つけては美味しく調理できないか試行錯誤している時間が楽しみの一つです。