【6月はプライド月間】駅にレインボーアーチ発見|#編集部ブログ
毎年6月になると、街のあちこちにレインボーデザインのポスター、ネオン、モニュメントなど多くのものを見かけます。国際的に6月はプライド月間ということで、どの国でもLGBTQ+の権利を啓発したりサポートを呼びかけるイベントなど大規模の催しが開かれていたりするかと思います。正直なところ、日本にいる時はそんな月間だと全く知りませんでした。しかし多様性の街・トロントに来た2年前から、この時期になるといつもと違うにぎわいを感じるようになり、マイノリティと呼ばれる人たちへの意識が自分の中でも大きくなってきたのを実感しています。
今年も6月になり、ある日ユニオン駅に行った際に見かけたのがこのレインボーアーチ。文字を読まなくても、虹のデザインからLGBTQ+関連の何かであることは一目瞭然でした。「アーチをくぐってインクルーシブな空間を作るサポートをしよう」という意味のようですが、あらゆる人が排除されないスペースを作るための1つのイベントがこういう形で行われるのはおもしろいなと思いました。
アーチの上部にある数字は、このアーチをくぐった人の数を示しているようです。人々が下を通るたびに、数字が1つ、2つと増えていきます。こうやって小さなところからでもマイノリティについて意識を向けさせる取り組みは良いものだと思いますし、誰もが幸せで心地よく生きていけるような社会に一歩でも近づけられたらいいなと願っています。プライド月間を通してパレードのような大きなベントに参加したことはなかったのですが、今年はぜひ参加してみたいと思います!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。