【カナダの郵便ポスト】派手なのにも理由があった|#編集部ブログ
カナダに住んで2年。いろんなものに慣れてきた今となっては、何かを見ても最初の頃のような新鮮な気持ちにはならないことが多く、全てが私の日常に変わってしまったんだということを感じます。そんな中、ある日何も考えずに道を歩いていた時のことです。ふと見かけた郵便ポストにとある疑問を持ちました。
「なんでこんなに派手なんだ?」
今まで特に気にしたことはなかった郵便ポスト。しかし、周りの景色と比べて異色の派手さを見せています。赤いポストに文字がたくさん。よく見てみると、馴染みのある文字が並びます。というのも、全てどこかの郵便番号を表しているかのような数字と文字の羅列だからです。V6K、K4A、M6S、R7Nなど、カナダに特有の6文字のアルファベットと数字で作られた郵便番号であることは明らかでした。
ちょっと調べてみたのですが、約100年前は地域別に1文字だった郵便番号は、1969年に今の形に変更されたようです。また、雪が降っても上に積もりにくいように形が斜めになっているという特徴もあるとか。なぜ派手にデザインされているのかという理由については、落書き対策とのことです。街中に落書きが多いカナダならではの対策とも言えますが、そんな理由からこんなに明るいデザインが出来上がったとはなんともおもしろい歴史だなと感じます。
ちょっとしたカナダの歴史を知ることができ、もっと私の日常に隠れた「おもしろい」を探してみたいなと思いました。また何か見つければ、みなさんにぜひシェアさせてください!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。