英語のテストっていっぱいありますけど、どれがいいんですか?|カナダ留学にきっと役立つめるもの英語〜カナダ留学編5〜
英語のテストっていっぱいありますけど、どれがいいんですか
って?よっしゃ、おっちゃんに任しとき。
全部それなりにえぇ!結果が出たらまた言うてこい。
ほな、また来月や。気張って勉強せぇ。
ん?なんや、短すぎてあかんてか。おっちゃん、8月は祭りやよってに、忙しいんや。町内会のおっさんらと飲みに行かなあかんねやけど。まぁ、ほなちょっと付き合うたろ。
TOEIC、ケンブリッジ英検(FCE、CAEやら)、IELTS(General、Academic)、TOEFL、Celpipなんちゅーのもあるな。カナダはCLB(Canadian Language Benchmark)、CAEL(Canadian Academic English Language)なんかも使うとる。
仰山あるよってに迷うわな。ただ、大事なことは、
「そのテストの内容がどんな英語力を判断するもんか」、「そのテストの結果で自分が何をしたいんか」
っちゅーことを理解して対策して受けることやとおっちゃんは思う。
例えば日本やとやっぱりTOEICやろ。あれは16年に、10年ぶりの改訂でTOEICは新形式に変わって、最初は日本と韓国だけやったけど、つい最近カナダも新形式に変わったらしい。あれは、基本的なビジネス英語(大人の英語って言うてもええかもしれんな)をどれだけ理解できるかを見るテストや。友達がようけおって、英語の日常会話に問題ないもんが、いきなり受けたらスコアはたぶん悪いやろ。でも、英語力がない、ちゅうことにはならん。
TOEFLやら、IELTSのアカデミック英語っちゅーのんも、実際どういうもんか分からんかったりするな。アカデミックは日本語で言うたら、“学問的”や。
例えば、TOEFLの読解の題材やと、美術史の話、生物学、地学の話が出たり、スピーキングやと学校のルールについてどない思うか、と意見を求めるトピックが出たりする。
おっちゃんは、生物やら化学、物理が昔から全然あかんのや。ビルの10階から鉄球落としたり、謎の滑車を坂に押し上げて速度を計算するやら、そもそもなんでそんなことすんねん、としか思われへん。授業中、うとうとして夢見ながらノート取るから、滑車のひもはいつもビヨンビヨンや。英語のテストの前に、そういうトピックはもう見た瞬間眠なってきよる。
そんなトピックやから、海外の大学進学を考える時は、TOEFLやらIELTSが英語証明に入るんやな。TOEICは入らんとこが多いやろ。でも、就職活動ではTOEICが重視されるやろ。これは、テストの内容を考えたら明らかやわな。自分の英語力をどない見せたいか、その目的に合わせて選ばなあかん。
IELTSはGeneralっちゅーカテゴリーもある。カナダで移民したい、言うたらこっちを受けるわけや。実は、AcademicとGeneralのテスト内容の違いは、リーディングとライティングだけで、リスニングとスピーキングは同じもんを受けるんやな。
それから、テスト方式をきちんと知っとくのはえぇな。おっちゃん、TOEFLのテストはCBT(コンピューターベース)で受けたんやけど、スクリーンに話しかけるのは、まぁ、なんや、照れたわ。ワシ、何しとんですかー、思て。変な汗出たわ。慣れは大事やなぁ。
今月のおっちゃんの格言
「結果はただの確認で、それ自体は何も語らん」と割り切ることも大事や思う。テスト受けるとまぁ、自分の英語力はこんなもんか、証明されるしやっぱり安心するやろ。でも、そのうちやっぱり不安になるから「ケンブリッジの資格は一生モノって聞いたんですけど」とか、「やっぱりTOEFLも取った方がいいですかね」とか他の基準も欲しくなるわなぁ。ただ、結果を出すために努力した過程が大事やし、目標に達しなかったとしてもその悔しいなぁ、いう思いがまた次の原動力になるんや思うで。
おっちゃん、今日えぇこと言うたで疲れたわ。ほな、お姉ちゃんのおる店行ってくるわ。
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。
HP:www.bnwjp.com