英語の勉強はまずボキャブラリーからですよね!|カナダ留学にきっと役立つめるもの英語〜カナダ留学編6〜
英語の勉強はまずボキャブラリーからですよね!
ってか?
わかる、わかるどー。おっちゃんも昔は、単語帳片手に単語をぎょうさん覚えたもんや。さて、ボキャブラリーな。ちなみに、自分、今、いくつ英単語知っとるんや?今日はそっから話しよーか。
一般的に、中学で習う英単語は1200語や言われとる。すまん、おっちゃんの時代は900語やったらしい。今の若いもんは大変やけど、CMやらで使われる英単語も増えたよってに、実際にはそない抵抗はないんかもしれんな。センター試験、(おっと、これも名前が変わるらしい。おっちゃんも年取るはずやで。)これが4000-5000語やそうや。いわゆる難関大学ちゅーとこの受験になると、6000-8000語や言われてるんやな。でも、意味が分かる単語と、実際に使える単語ちゅうんはまた違うわな。日本語でも同じやろ。前におっちゃん、相殺を撲殺って書かれた話したけど、その後、また別のとこから、「こちら、次回、殺傷くださいませ」って来たこともあるんやど。おっちゃん、椅子から滑り落ちてしもうた。聞いたら分かるけど使われへん言葉まで入れると結構な量の単語を知っとるもんや。
数を言われてもピンときませんわ、と思うんやったら、Googleのおっさんに「英語のボキャブラリーテストをやらしてください」言うて頼んでみぃ。探して来てくれよるわ。おっちゃんがたまにやるんは、知っとる単語にチェック入れて、年齢やら英語の学習歴も入れると、「あんさん、こんくらいの英単語知ってるんちゃうか思いますわ」言うて、予想の単語数を教えてくれよる。英語学習者やと、2500-9000語に収まるのが平均らしいわ。おっちゃんの結果は内緒やど。ワハハ。
さて、や。ほんなら、自分が目指しとる、英語ネィティブのボキャブラリー、なんぼくらいや思う?これが、25000語から30000語なんや。ずこーっ!や。そんなもんできるかーい!と思うわなぁ。ちなみにおっちゃん、弁護士やっとるネィティブのやつに、お前もやったらんかい、言うて同じテスト、やらしてみたことあるんや。なんとやな、37000語やったんや。おっちゃんの4倍や(ばれたのぅ)、へこんだど。記者やとか、小説家みたいに言葉を仕事にしとる奴らなんかは35000-40000語や言うんやから、こらとんでもないこっちゃ。
でもな、安心せぇ。ネィティブが日常会話でよく使う英単語言うたら、実は2000語やって言われてるんや。なんやらぐっと身近に感じへんか。extol(褒めちぎる)、rancid(悪臭)、prig(道徳家)、barn(納屋)・・・こんな単語知らんくても、日常生活では困らへんわな。自分がSNSやらラインやらで使ってる日本語を見返してみたらよう分かる。日本語ネィティブの自分かて、普通に自分のことを書く分にはそない難しい単語は使うてないな。
2004年やからずいぶん前やけどな、ジャンポール(ポリンキーのCMかい、言うて)とディビット言うおっさんらがGlobish(グロービッシュ)ちゅう言葉を作って本を出したんやな。当時も、日本も含めてみんなが、これからは英語や!言うて、盛んに留学で海外に出たり、ビジネスマンが英語を習ったりしとった。でもな、ネィティブレベルになろう思たら、とんでもない時間がかかりよる。そこへ、「やれ、イギリス英語や、アメリカ英語や言うけど、シンガポールはじめアジアをやったら、ノンネィティブ同士で英語でビジネスすることはもうとっくに起きとる。ノンティブ同士の英語の会話は、文法はシンプル、単語も限られとるけど、それでも意味は通じとるし、仕事もできる。完璧なネィティブ並みの英語力なんていらんのちゃうん?1500単語くらいのグロービッシュをみんな身に付けたらもっとはよ実用的にできまっせ!」言うてぶち込んだわけや。
逆で考えたらな、「いやー日本語はややこしいですわ。敬語やら言うややこしいの全部飛ばして、もう、基本の単語だけで会話しましょうや。」言われたら、正直、ブチギレるやろ。「そんな英語もアリにしてもーたら、英語の美しさが失われる!!」言う意見はあるけどな、でもまぁ、「ET、オウチ、カエル」「トモダチ」で実際、ETは言いたいこと伝わっとるし、かわえぇやっちゃなって思われたわけやんか。自分、今、2018年の世界見てみてどない思う?Googleのおっさんも通訳はできるし、Siriのねーちゃんもおる。言葉やのうて、写真や動画でも情報は共有できるやろ。言葉の美しさ、伝統は、また詩やら文学やら別の方法で残すとしてやな、コミュニケーションとしては、単語力はそない重要ちゃうなぁ、とおっちゃんは思う。
今月のおっちゃんの格言
完璧に話すために英語を勉強するんか?ちゃうわな。英語をやっとる目的はなんや?ほんでそれを叶える最短の手段はなんや?英語の勉強っちゅう手段が目的化せんようにするんやで。
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。
HP:www.bnwjp.com