特定の相手と長い時間を使って英語を勉強するのに知っておいた方がいいこと|カナダ留学にきっと役立つめるもの英語
恋人ができたのでもっと英語が上手になりたいです
ってか。若いってえぇもんやのぉ。おっちゃんも若い時はもてたもんや。
語学の上達にはやっぱり恋人を作るのが一番や、とはよく言われるな。なんでやと考えたら、失敗してもえぇと思て肩の力が抜けとる、質問しやすい、過ごす時間が長くなる=英語の使用頻度が高まる言うんもあるけど、やっぱり相手を分かろうと思うて集中するからやろうな。恋愛の力は偉大やで。
まぁ、恋愛に限らず、同性の友達でも、Language Exchangeパートナーでも、趣味や気が合う仲えぇやつができたら「もっと仲よぅなりたい」言う理由で英語は上達するわな。
恋愛でも友人関係でもえぇんやけど、特定の相手(=パートナー)と長い時間を使って英語を勉強するんやったら知っといた方がえぇことを今日は話したろかいな。
ミラーリング言う言葉知っとるか。人間は自分と似とる人に対して好感を抱きやすい心理があるんやな。営業の時に、相手の動作の真似をして親近感を抱かせる、なんて心理テクニックとして使われたりする。とは言うても、そんなこと意識しやんでも、好きな相手の口癖やらジェスチャーってうつるもんやろ。パートナーの話す言葉だけやのぅて、話し方、顔や手の動かし方なんかも意識してよぅ見て真似してみるこっちゃな。その言語がより自然に話せるようになるはずや。
恋愛文化、友人の付き合い方の違いも知っとくとえぇな。おっちゃん昔、付きおうとると思てた彼女に、3ヶ月くらいしてから普通のトーンで「I’m seeing somebody else.」言われて、「ほなわしゃはなんじゃい!」思て、椅子からひっくり返りそうになったことがある。
おっちゃんの友達も、出会って半年、ご両親に紹介された後で、「Will you be my girlfriend?」言われて、「今さらかーい!」てズコーってなった言うとった。
datingとseeing each otherの違いは、外国人とお付き合いする上でよう誤解が生まれるところやな。友人関係でも、「それはちょっと違うんやないか」「ワシはこう思うけど」みたいなことを言われると、日本人は「なんか(自分が)悪いことしたんか」「否定された」と気にする傾向にあるわな。
意見交換・議論は相手を知るために必要と感じてる人の方が多いから、自分の意見もしっかり伝えることと、相手に合わせへんことも対等な関係を築く上で重要や。これは言語の違いよりも文化の違いまで入ってくる。
自分のことが人として好きで、恋人/友達として付き合うてくれとる人間言うのは貴重や。仲よぅなったらえぇ。でもな、1つ大事なんは、この人らは先生やないぞ、言うこっちゃな。自分が間違った英語しゃべってたり、少々変でも、通じてまうもんやし、いちいち会話止めて指摘したりすることはない。自分も、「まぁ通じるし」でどんどん甘えが出てくる。おっちゃん、毎年アレルギーで鼻が詰まるんやけど、nasal congestion(鼻詰まり)のことを家ではずっと“nose こんじゃん”って言うとった。医者に言う時、「あれ?単語なんやったかな?」思うて焦ったど。
今月のおっちゃんの格言
つまり、「海外で恋人/友達を作る」は、確かに実践の機会ではあるけど、勉強法の1つやと考えるのはやめとけ。話し方の癖は固定されたら矯正するんは無茶苦茶難しいど。内輪盛り上がり、言うのはみんな嫌やろ。同じことや、どこ行っても通じる英語を身につけよう思たら、Comfortableゾーンからたまには飛び出さんとあかんど。
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。