グリップの選び方|新ミサキのカナダ・ゴルフライフ 第60回
ゴルフショップに行くと、たくさんの種類のグリップが並んでいますよね。皆さんはどうやって選んでいますか?「テレビで見るプロゴルファーが使っているから」「安いから」などでしょうか?グリップは自分とクラブを繋いでくれる大事な役割をしていますので、きちんと自分に合った物を選ぶようにしてください。いくつか基準をお話します。
まず太さ・重さの違いです。太いグリップだと手首のブレが少なくなって、フェースのローテーションが抑えられます。逆に細いグリップだと力が入りやすく、フェースが返りやすいので、スライスが減る傾向にあります。太いものは重量も重くなりますので、ヘッドとの重さのバランスに注意して変えるようにしてください。
次に素材です。ラバー・樹脂タイプとコードタイプの2種類に分けられ、ラバー・樹脂タイプは柔らかく、しっとりした感触なので、女性や子供、手の皮が柔らかい人におすすめです。しかし、汗や雨で滑りやすくなるデメリットもあります。コードタイプは糸が入っているので濡れても滑りにくくしっかり振ることができます。しかし、硬い分、クラブのしなりを感じにくいというのがデメリットでもあります。
最後にバックラインです。バックライン有りだとグリップが一定して握りやすくなるので、フェースの向きも安定します。バックライン無しだとフェースの開閉がしやすいので球の打ち分けがしやすくなります。最近ではレンチでシャフトの向きを変えるクラブが増えてきていますので、アイアンはライン有り、ウェッジとウッドはライン無しで分ける方も多いです。【次回へ続く】