保険アナリスト 川野 竜太郎さん 神奈川県出身・トロント在住|キャリア目標のあるカナダ留学
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。
- カナダ滞在歴… 約6年
- 卒業校… Seneca College, Business Insurance Program (2年)
- カナダの好きなところ… 次の人のために扉を押さえる気遣いが自然とできるところ
- 目標・目的を達成するために大切なこと… 目標達成に必要な工程を逆算して考えること
現在について
ー現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。
損害保険会社にて保険アナリストとして経営企画や戦略を立てています。会社の業績や、チーム・個人を評価するためのレポート作成、データの分析と考察を行います。特定のチームに属さない客観的な目線で非効率な部分を見つけ、改善、効率化する大切な役割です。
ー保険アナリストは日本人留学生の中では珍しい分野ですが、目指したきっかけは何ですか?
元々保険業界に興味はなく、敬遠していた程です。しかし保険業界での職種の多様性や今後の労働需要の高まりが予測されること、カレッジにその業界に特化した学科がある点も考慮し、この業界を目指しました。MYNDSで受けた面談でのアドバイスがそれを気づかせてくれ、これは非常に大きな転換点でした。
ーお仕事のやりがいは何ですか?
自分の仕事が組織全体に与える影響力、またその成果が評価されるところです。自分の分析・提案による業績の向上を見られること、様々な職種の人たちと連携し、違う視点を学べることも非常に楽しいです。上層部への報告や提案は緊張しますが、その分達成感も大きいです。
「日本代表」という思いでカナダへ渡航。
留学前
ーカナダ留学を決めたきっかけや理由は何ですか?
学生の頃から海外留学に興味はあったもののあと一歩が踏み出せませんでした。海外で自分の力を試したいという気持ちが忘れられず、大学卒業後に留学を決意しました。これまで日本で培ってきたものがカナダで通用するのかを確かめたいという思いが強かったです。
留学中
ーカレッジやプログラム選びはどのように行いましたか?
就職に繋がりやすいプログラムを希望していましたが、決めきれずにいました。MYNDSにて相談をした結果、①売り手市場の業界、②専門性の高い学科、③Co-opのある学科の3点に重点を置いてプログラムを決めました。このプロの視点でのアドバイスがあったからそこ、今の自分があると言っても過言ではありません。
カレッジでの2年間は自分との闘いでした。
ーカレッジにて学んだ内容や、学習エピソードを教えてください。
CIP(Chartered Insurance Professional)という資格取得に必要なコースを中心に、経営、会計、マーケティング等ビジネス全般を学びました。カナダではゼロからのスタートだったので、常に1番を目指し努力した結果、奨学生に選ばれ「High Honours」で卒業することができました。
またインターンシップが終わり2年生になる時期に正社員として就職したため、2年目は学校からそのまま会社へ行く日々が続き、勉強と仕事の両立が大変でした。
就活
ー就職活動のエピソードを教えてください。
Co-opコース履修者に選ばれるためには、成績の上位約10%に入る必要がありました。無事に入ることができたものの、なかなか就業先が見つかりませんでした。当時は毎日のように講師の事務室に通い求人情報を尋ね、履歴書を直す不安な毎日を過ごしました。ようやく就業先が決まったのは、本来の予定より半月ほど遅れた頃でした。しかし、この就業先が結果として就職先となったので、今思えば決して無駄な時間ではなかったです。
失敗を真摯に受け止め、繰り返さない。
カナダでは年齢や経験年数を問われないことが多くあります。自分のできることや考えを周りにアピールすることで、様々な機会を得る可能性が高くなります。また分からないことは恥ずかしがらずに真摯に聞く姿勢。これは簡単なようで意外とできない方が多いですがとても大切です。
カナダで就職を目指す学生へアドバイス
就職の成功体験は多種多様ですが、失敗談はどこか共通するところがあります。過去の事例から学ぶことも近道です。また自分一人では難しい情報収集も、MYNDSの経験豊富な方々のアドバイスは値千金、道も拓けるはずです。
就職はゴールではなく通過点です。カナダで就職をした先に何を目指すのか、見つけてみてください。皆さんの健闘を祈ります。